宇宙戦艦ヤマト。
本放送は1974年10月6日。
⭐地球を救う遥か148000光年の彼方へ向かい旅立つSF金字塔アニメである。
私が小学4年の時。
漠然と記憶はあるものの、惹き込まれたのは1977年のブームが来た時である。
中学生になった私の視野も広がり、ヤマトのテーマに魅了される。
日本中が宇宙戦艦ヤマト一色に、なった気分でもあった。
私自身、後にキャラクターコンテンツの著作権管理者の立ち位置から良いに付け悪いに付けヤマトの影響無しとは言えない程、全ストーリーに惹き込まれ、様々な意見はあるものの、ヤマトの一作目、そして続く第2弾、『宇宙戦艦ヤマトさらば愛の戦士』が、アニメ作品の最高峰の一つと思う。
当時、友達と連れ添って何度も映画館へ行き涙したアニメ作品である。
プロデューサーの西崎義展さんも色々あるものの、ヤマトの生みの親と思う。
⭐時が流れ、赤影の坂口祐三郎と二人三脚のビジネスの中、ヤマトの話題が多かったそうだ。
赤影が好きな世代が成長してヤマトブームに乗る。
数多くのヤマト作品が出来る。
赤影の再放送と重なる時期。
彼の元へ来る人も赤影とヤマトのファンと笑顔で語っていた。
共通点があるとすれば何だろうかと考えた事がある。
赤影は勧善懲悪の痛快物語。
坂口祐三郎演じる無敵の忍者は若き忍法者。
様々な敵が倒され平和の使者として去って行く。
一方の宇宙戦艦ヤマトは群像劇。
若き古代進が強敵に満身創痍で挑むものの勝ち目の無い苦境に立つ。
残された武器のヒントを亡き沖田艦長の幻と対峙した時、大きな決断をする。
つまり悪を倒し正義の味方として颯爽と去って行く無敵の忍者と自身の命と引き換えに地球を守り抜くと言う強さ。
そこにそれぞれの魅了する何かが起因している。
50年以上前の赤影と40年以上前の、さらばヤマト。
いつまで私の心に輝き続ける名作である。