⭐中森明菜さん、私と同世代が日本中に大ブームを巻き起こし当時としては不可能と言われたレコード大賞を2年連続で受賞した昭和の歌姫である。
最近本当に良く聴きかえしながら当時の自分と向き合う時間が蘇る。
ようやく歌姫と呼ばれた中森明菜さんの奥深さの歌唱力に惹きつけられる。
⭐そして郷ひろみさん。
▓良い御供養になる事を心からお祈り申し上げます。
その郷ひろみさんの『よろしく哀愁』『あなたがいたから僕がいた』等、今も聴く歌である。
初期の郷ひろみさんの『男の子女の子』等の作詞家、岩田時子さんに赤影の坂口祐三郎の思い出を交えて迫って見た物語である。
■『哀しみの黒い瞳』の日本語歌詞も岩谷時子さんが手掛けている。
坂口祐三郎との二人三脚は、思い出しても骨の折れる日々だったと思う。
加えて『赤影』で一世風靡したスター俳優である。
私は二回り若い30歳目前、親子程の差である。
プライドが服を着て歩き、常に敵、味方のマインドを持っていた感じが否めない。
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私と衝突はあっても、最後は不思議に、あの時は悪かったと言葉を伝える関係だったのだ。
先日、昔の学園ドラマ『青春とは何だ』の主題歌、『貴様と俺』が流れて来た。
後継番組である『飛び出せ青春』『われら青春』が、私の世代のど真ん中であるが、この唄を何度も聴いているうちに涙が溢れ出た。
▓作詞の岩谷時子さんは女性で越路吹雪さんのマネージャーを経て作詞家として数多くの楽曲に貢献しているのだ。
私には初期の郷ひろみさん、尾崎紀世彦さんの『マイウェイ』等が馴染み深い。
驚いたのは『貴様と俺』の歌詞が、男性目線で書かれており、遠い記憶の中で当時を蘇らせるパワーすら感じた。
若き日の、布施明さんの歌唱力が素晴らしい。
他に『恋の季節』『君といつまでも』等、今尚、私の心に刻まれる歌詞を書いている。
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岩谷さんのキャリアを読んで見ると、スターとマネージャーと言う、特別な関係と言う点がある。
私も絶頂期は過ぎた感じの坂口に見えたものの、常にプライドが先に立つ難しいタイプに当初感じていた。
とは言え、越路吹雪さんと言うスターと常に向き合い、事あるごとに問題解決する能力に優れていたと思う。
奇しくも半世紀以上昔の学園ドラマの主題歌に心打たれる点で、私の中でどこか、坂口の為にもっと奮闘していかなければと感じる。
『貴様と俺』も『赤影』同様、人を惹き付けて離さない魅力があると思った。
現在では昭和、平成を過ぎ、令和の時代。
懐かしい昭和を少し思い出す日も良いかも知れない。