11/18-19は所属天文同好会の合宿で、西伊豆に泊まって観望と撮影をしてきました。
今回は他の同好会さんの合宿に合同で参加させていただいています。現地に車で向かって20時前に到着すると、良い星空が見えていました。
早速機材を組み立て、まずは観望に入ります。今回はタカハシTSA102Sを持参して観望しました。
今回眼視で観望した天体は下記の通りです。
・オリオン座:
M42(散光星雲)・・・定番のオリオン大星雲で鳥が羽を広げたような姿は10cm屈折でも十分分かりました。
M43 (散光星雲)・・・M42の隣にある星雲です。M42と合わせて鳥の頭の部分になっています。
・おうし座:
M1(散光星雲)・・・かにのような形状からかに星雲ともいわれます。
M45(散開星団)・・・明るい散開星団で和名すばるで有名です。TSA102Sにパンオプティック41mmを使って約20倍の低倍率で良く見えました。
・ふたご座:
M35(散開星団)・・・明るい散開星団で見ごたえがありました。
NGC2158(散開星団)・・・M35のとなりにあって低倍率では一緒の視野に入り10cm屈折では星雲上に見えます、
・ぎょしゃ座:
M36(散開星団)・・・小さめで星つぶが大きい星団です。
M37(散開星団)・・・星がバランスよく見えて見やすい星団です。
M38(散開星団)・・・広がりが大きく、すこしまばらな印象の星団です
・ペルセウス座:
二重星団(散開星団)・・・かなり大きい星団で低倍率で見ても迫力ある見え方です。
M34(散開星団)・・・中心に二重星が見えるのが印象的です。
NGC1528(散開星団)・・・小さい星団ですが見やすいです。
はくちょう座:
アルビレオ(二重星)・・・オレンジ色と青色の二重星がきれいに見えます。
アンドロメダ座:
M31(系外星雲)・・・定番のアンドロメダ大星雲です、10cm屈折でも広がる姿が良く見えます。
M32(系外星雲)・・・M31のすぐそばに小さく見える星雲です。
M110(系外星雲)・・・M31から少しはなれたところに見えます。
NGC752(散開星団)・・・比較的大きく見やすい散開星団です。
さんかく座:
M33(系外星雲)・・・大きい星雲ですが、10cm屈折ではぼんやり見える印象でした。
カシオペア座:
M52(散開星団)・・・10cm屈折でなんとか星団としてわかる見え方です。
NGC7789(散開星団)・・・10cm屈折では星雲状に見える印象でした。
NGC457(散開星団)・・・ET星団の別名があり、宇宙人が手を広げているような見え方はいつみても面白いです。
2時位過ぎまで観望してから、今度は撮影に入ります。
今回は以下の天体を撮影しました。取り急ぎ1枚撮りでのアップです。
撮影機材
鏡筒:タカハシTSA102SとTOAレデューサ使用(612mm直焦点)
カメラ:NikonD5100(IR改造機)
赤道儀:タカハシEM10Tenma2Jr
1.オリオン座M42とM43
撮影日時:11/19 2:12
露出時間30秒
ISO6400
イメージ 1
2.おうし座M45
撮影日時:11/19 2:34
露出時間30秒
ISO6400
イメージ 2
3.オリオン座馬頭星雲と燃える木
撮影日時:11/19 2:54
露出時間30秒
ISO6400
イメージ 3
4.オリオン座M78
撮影日時:11/19 3:24
露出時間30秒
ISO6400
イメージ 4
5.ペルセウス座二重星団
撮影日時:11/19 3:35
露出時間30秒
ISO6400
イメージ 5
4時前位まで撮影してから、宿で仮眠して翌朝は8時過ぎに帰宅しました。帰宅途中の景色も富士山や駿河湾などが見えてきれいでした。
今回は久しぶりに好条件の星空に恵まれ、観望と撮影両方とも楽しむことができて良かったです。次回は12月の観望会が楽しみです。