家の近所に「オリジン弁当」がオープンした。
やった!
量り売りのお惣菜屋さんが欲しくて仕方なかったので、飛び上がるほどうれしい。

関西の弁当屋チェーンといえば「ほっかほっか亭」か「かまどや」だけど、
関西ではあまり見かけない「ほっともっと」や「オリジン弁当」の方が明らかに
おいしく、メニューもそそられるものが多い。

私の行動範囲内でいうとほっともっとは本町でしか見たことがなく、
オリジン弁当は江坂とJR吹田の旭通商店街でしか見たことがない。

数年前に母方の実家に帰省した際、長崎空港から佐世保港までバスに乗った
のだが、窓から見ていると数十メートルごとに「ほっともっと」があって驚いた。
ほっかほっか亭やかまどやなんて見る影もなかった。
どのチェーン店が強いのか、地域によって全く違うのだと思い知った。

あまり関係ないが、そういえば昔、吹田でコンビニエンスストアといえば
ローソンだった。ローソンしか見たことがなかった。ローソンの圧勝だった。

今ではいろんなコンビニエンスストアが散在しているが、中学生の時
ローソンで初めて缶の「お~いお茶」を見て、ネーミングに笑ったとともに
「誰がお金を出してお茶なんて買うんだ」と馬鹿にしたものだった。
そんな時代もあったのだ。
今ではお茶の販売なんて常識すぎて考えられないが。

そしてさらに関係ないが、最近、淀屋橋、肥後橋、本町付近の
コンビニエンスストアが次々にファミリーマートに変わっていっている。
オフィス街での勢力拡大を図っているようだ。
コンビニエンスストアもまた、それぞれ戦略が違うのだな。

話が思いっきりそれてしまったが、戦略といえば今回近所にオープンした
オリジン弁当。
駅前とはいえ、商業的にはそんなに栄えてもいない住宅街だというのに
24時間営業・年中無休だなんて大丈夫なのだろうか。
どう考えても深夜は必要なさそうだし、ランチタイムですら繁盛するのか謎だ。

周辺に会社なんてないのでOL客は見込めないし、大学、短大、高校などは
いくつかあるが、わざわざ弁当を買いに来るとも思えない。
昼間は主婦か阪急電鉄の職員くらいしかいなさそうだが、ターゲット層は
一体どこなんだ。きちんとマーケティングした末のオープンなのだろうか。

とにかく、早々に営業不振になって閉店することだけは避けてほしい。
待ちに待ったお惣菜屋さんなのだから。