「ぼつ!作り直して」

 

「了解しました。申し訳ございません」

 

はぁ。。これ、けっこう大変だったんだよなー

 

昔はこんなこと、バネにして跳ね返してたのに!

もっとすごいもの作って、みかえしてやるーって!!!!!!

 

なのにそのパワー、どこにいっちゃったんだろう……。

私、どうしちゃったんだろう・・・

 

 

—

昔描いた油絵がでてきた。

なつかしいなー。

SNSにアップしてみた。

 

「いいじゃん!それちょうだい!」とコメント。

 

ちょうだい? ちょうだいってどういうこと?・・

 

学生時代の私が、今の私を睨みつける。

私はただ、悲しくて泣いた。

 

—-

うちの母は九州で、

うちの味噌汁は、麦味噌にたくさんの野菜が入っている。

「具だくさんが美味しいから」というのもあるけど

「お野菜がいっぱい食べられるから」

そんな祖母、母の愛が詰まっている

 

今から30年ほど前…最初の主人にも同じものを作った。

彼からかえってきた言葉は

 

「なにこれ。味噌汁に具をいっぱいいれるなんて、

 貧乏臭いよね」

 

「ごめんね。これからは気をつける」

 

味噌汁の中身と祖母の愛を流しに捨てて、

無表情で鍋を洗った。

 

—

小学校低学年の頃、友だちとデパートへいった。

なにかの物産展のような催し物をやってて、

小さなお花がついている、籠をひとつ、お土産に買ってかえった。

そしてそれを大好きなおばちゃんに

「お土産!」と渡すと、

 

「なにこれ、いらない」と屑籠に捨てられた。

 

私は

「ごめんね。つまらないもの買ってきてごめんね」と

何度も誤ったことを覚えている。

 

 

 

まだまだある。

そのままにしてきたこと。

 

楽しかった思い出は、すぐに忘れちゃうのに

悲しかったことは、いつまでも

どっかに残っているんだね。

 

そして、あるとき、

ポン!とでてくる。

 

泣いているたくさんの私へ。

ずっと気が付かなくてごめんね。

ずっとそのままにしていてごめんね。

 

これから一人ずつ丁寧に、

お話を聞いていこうと思います。