9月16日
退院前日は、朝から交代で病院の方々が。
栄養指導で管理栄養士の方から退院後の食事指導。
退院前の血液検査にレントゲン。
リハビリの担当の方からも帰ってからの過ごし方など。
県外のクリニックからも主人と今後についてのお話が…
肝動注手術の提案があったみたいでしたが、今回の手術と入院生活のこともあり、すぐに返事ができませんでした。手術をして欲しい主人と悩む私でちょっとした喧嘩にもなりましたが、最終的に直接話を聞いた後で決めると伝えたら、私の気持ちを尊重してくれました。
一通り午前中で検査などが終わって後から
担当医との退院前の診察と主人も交えて話し合いが。
担当医は、県外のクリニックで受ける免疫の治療をあまり好ましく思っていなかったので、化学療法を最後まで勧めてきました。
免疫治療がいかに確立されてないものか、保険適応外でお金がかかり効果もわからないものだと話しがあり、そして、体力のある今から化学療法をはじめるべきだが、私のように肝臓の7~8割が腫瘍で肺にも何カ所も転移がある場合、化学療法をしても厳しい状況だから苦しくても家族のために一日でも長く生き延びるべきだ。あなたのような状況で助かることは、稀だと思います。とまで言われましたが、私はこの時心の中で
「それなら私は、自分のために生きるし
この先生の言う稀な人になってみせる。」
と強く思いました。
しかし、担当の先生もまた私を思ってくれての言葉。
素直に感謝もしています。
もし、私がここから元気になって何年も生きたら
きっと先生も他の治療にも目を向けたりできて、
私と同じような思いをしてる人が少しでも希望がもてたらと
大きな夢をもちました。
主人も最初の余命宣告の時のような落ち込みもなく、
「これから長くなるけど一歩一歩進んでいこう」と。
担当医からは、
県外のクリニックで治療を進めるなら一旦ここでの治療は、終診としますが遠いこともあるので何か困ったときはいつでも来院してください。と言って下さりました。
昼過ぎまでなんだか慌ただしかったけど、
午後からまた友人一人がお見舞いに。
その友達もいろいろあって…
私の病気をよく理解してくれてる一人なので、
たくさん話を聞いてもらってまた元気をもらいました。
遠くに住んでる友達からは、毎日励ましのLINE。
手術前に私のためにお参りにいってお守りを送ってきてれたり。
この日もまた、たくさんの人に感謝する一日になりました。