一般病棟の個室へ移動して最初にしたことが、
家族や友達への連絡。
HCUでは、スマホに触れなかったので。
電源を入れると心配をするメッセージがたくさん入っていました。
連絡を入れるとみんな安心してくれて嬉しかったです。
まだやっと水分が摂れるようになっただけでしたが、
部屋の窓から入ってくる日差しが眩しくて明るい気持ちに。
やっぱり、外の光は気持ちよかったです。
地元の病院なので看護師も事務の人も栄養士の人もレントゲン技師の人も清掃の人まで同級生や父兄繋がりで知り合いだらけ。
病気が病気なだけに、みなんさん目をそらしていました。
一般病棟に戻ってきたら、手術前に一度だけ担当になった看護師さんが部屋を訪ねてきてくれて…
「おかえりなさい!本当によかった!」と。
HCUから出る時も、数人の看護師さんは涙をためて
「必ず元気になってください。」と喜んでくれて嬉しかったです。
管が点滴だけになると動きやすくて、その日からすすんで歩きました。ガスも出始めてお腹も少し楽に。個室なのでこの日から主人も子供達を私の姉妹へお願いして泊まってくれました。
入院してきた日から昼夜問わず大騒ぎするオジーの声も
なんだかホッとしました。HCUでは、ずっと心電図の音やナースコールの音などの機械音ばかりだったので。
自分でトイレに行ける、外の景色が見れるそんな些細なことが
本当に嬉しくて…久しぶりにゆっくり眠れました。