もう佑唯にどんな顔して会えばいいかわからない。

けど会いたいから病室に行った

あなたはすやすやと寝ていた

かけていたものがずれていたので直してあげた

平手「あれ?これって…」

佑唯はさっき私が持っていた向日葵を胸に持って寝ていた

涙が、涙が止まらなかった

首には包帯、か弱いあなたが…

平手「佑唯…。一度でいいから…あなたの歌声聴きたかった。。またあの頃…私たちが出会った時に戻りたいよ…。声が出ていた時のあなたに…」

今泉「日が…昇るまで…。」

細い声で、絞りきった声で。

平手「うん。」

今泉「あし…た、まで。」

平手「佑唯は優しいね…こんな私に優してくれて。大好きだよ。ずっとずっと。」

初めて伝えたかもしれない

私があなたに好意を持っていたことを

佑唯は起き上がって不器用に私の口にキスをしてくれた

口パクで

「私の気持ちと同じだね」

と。

平手「今日から…でもいいなら付き合いたい。」

佑唯は私の手を握ってあなたの光のような笑顔でうんと言ってくれた



辛いのに…私のために…






次の日

私は学校には行くようになった

佑唯のおかげでね笑

小林さんって言う人と仲良くしている

でも先輩だからクラスでは1人

みんなに陰口言われるけど、私はなに一つ気にしない

私には佑唯だけいればいいから

小林さんには佑唯が入院している事は知っているし、お見舞いも行っている

決して私とは行ったことないけど

私が断ってるんだけど…ね

今日は早めに行きたいから早退した

病院へ向かった

病院に向かう前に、ケーキを買った

喜んでくれるかな〜と病室へ行った



時が止まった

佑唯の親、白石先生、看護師さん、

全員集合して、親は泣いている

私は状況が理解できなかった

白石先生が私に気づいた

白石「平手さん…。今泉さんは、喉の病気…だったのですが、精神的に危ない状況だったようで…、ベランダから自殺してしまいました…。必死に止めました。止めたんです。私たちが止めた時は今泉さんはもうおりから出ていたんです。私ながら…医者なのに人の命を守れなかった…」

白石先生は泣きグシャッていた

平手「帰ります…」

私は今までに泣いたことないくらいに泣いて、走った

私がたどり着いたのは病院から20分程度の公園

そこの公園には向日葵がたくさん咲いていた

もう秋に近いのに咲き続けている

ずっとずっと向日葵を見つめ、あなたのことを考えていた

そうしたら、日が昇ってきた

何時間、ここにいたのか

ふとスマホを見ると佑唯の親から連絡があった

親「あなたに渡したいものがある。だから病院に来てくれない?」

私は急いで病院に行った

病室を開け、親がいた

親「これ…あなたにって書いてあるわ。最後のメッセージなら、あなたに授ける。私には見せたくないと思うから、この部屋から出るわね。」

ガラガラガラ…ドンッ

これは…。。

DVD?

部屋にあったテレビで見た

そこにはまだ声が出ていた時の佑唯がいた

今泉「今見ているって事は、私がこの世から消えた時だね。別にこの動画は私が計算して作ったとかではないの。でも今後の事を考えたら、私なら消えたいと思ってしまうと思ったから撮ったの。あのね…、ずっと歌が聴きたいって言ってたよね?友梨奈と出会ってから新しい歌ができたの。友梨奈が学校行ってる間、バレないように考えたんだ。よかったら聴いて?聴きたくなかったらこの動画、消していいから。」

と言った

すでに目の前の佑唯がぼやけて見えていた

今泉「それでは聴いてください。夏の花は向日葵だけじゃない。    
あれから恋だってしたけど〜。」

私の事を思って作ってくれたと思うと…

あなたが恋しくて…恋しくて。

会いたくて、

失っちゃいけなかったものがあなただって

また改めて思う

佑唯…あなたの彼女として、彼女として

役に立ててましたか?

私は…





もうあなたの事しか私には見えなかった