命とは突然に危機に迫る
何気ない…日々の中で
君は大好きなバスケの試合を一緒に出ていた時
志田「こっちこっち、!!」
平手「うん!」
パスをした時、それをカットする為に違うチームの人が愛佳にぶつかりにいった
それが思いっきり頭に当たったらしくて
志田「うっ…うううう…」
ピーーーー
部員みんなは愛佳の元へ駆け寄った
平手「愛佳??愛佳??!ねぇ!!」
理佐「ちょっと先生!早く救急車!」
渡辺「早く…してくださいよ!!」
ペーちゃんだってこんなに大きい声で言ってんだよ
早く呼べよ!
と言って先生は呼んでくれた
試合はそのまま続行となったが心配でしょうがなくて、この試合は負けた
みんな悔しいけど、愛佳の方がもっと悔しいと思う
試合が終わってすぐに病院へ行った
愛佳は意識が戻らないらしい
でも命には別状がないというが、起きた時にはもう…
記憶がないかもしれない
と告げられた
そんな…
愛佳との思い出はずっと刻まれてたはずなのに
それは私だけしか味わえないって事なの?
そんなの嫌だよ?
愛佳なら起きてくれるよね?
がらがらがら
失礼します
理佐は涙を流して愛佳を眺めている
ぺーちゃんはそっと寄り添ってあげていた
私たち四人は中学生からずっと一緒だ
もう家族のような存在
そんな一人が欠けてしまったらもうダメだよ…
志田「うっ…」
愛佳が、今目を覚ました
起きたよ!やったぁ!
理佐「愛佳?分かる?理佐だよ!」
志田「り…さ?誰ですか。」
ダメだった
やっぱり愛佳には記憶が戻らない
やだ
信じたくない
平手「本当にわからない?ここにいる三人のことを」
志田「ごめんなさい…。分からないです。知り合いですか?」
渡辺「もう…愛佳のバカ!!なんで覚えてないの?こんなにずっと一緒にいたのに…。。なんでよ!」
ぺーちゃんはついに精神的にきてしまったらしい
そこに先生が来て止めに来た
先生「一回外出て。ちゃんと話しておくから。言っておくけど、一生記憶が戻らないと言うことじゃない。可能性はあるんだ。ちゃんと治療して愛佳ちゃんが頑張ってくれればもしかしたら戻るかもしれないんだ。大丈夫だ。僕たちを信じてくれ。」
私は何も言えずにその場を去った
今日はみんなで遊ぶってわけにもいかないからみんなは帰った
平手「…」
お母さん「ただいまくらい…友梨奈!なんで泣いてるの、」
平手「あのね…お母さん。愛佳がね記憶が戻らないかもしれなくなっちゃった。私、もうどうしたらいいか分からないよ。」
今日はお母さんに思う存分甘えてしまった
愛佳は私にとって一緒に一人の人
愛佳の代わりなんてどこにもいない
あなたじゃないとダメ
そのくらい
好きなんだ
外見があんなにチャラいくせに中身は真面目で、いつも助けてくれる
何かあったら同情して、一緒に泣いたりしてくれる
そのくらいに愛佳は優しくてカッコいい
思い出さえ、私だけしか分からない
今日は一度眠らないとずっとこんなことしか考えられない
私はすぐに寝た
明日は休日だ
愛佳に会いに行くに決まってる
私は朝早く病院へ行った
平手「失礼します」
志田「あ、どうも。昨日お母さんと先生に聞いたよ。高校の友達だって」
平手「中学生からずっと一緒で、今でも一緒。そんな私を忘れちゃったんだね。」
志田「ごめんなさい…。」
平手「これは事故だから、しょうがないよ。まだチャンスはあるんだから」
志田「しっかり思い出すよ。なんか、平手さんにはすっごく思い入れがある気がするから。」
平手「うん。思い出して、またバスケしてバカやりたい。待ってるから。愛佳の居場所はいつでもあるからね。」
志田「ありがとう!あ、いつも私ってなんて呼んでたの?」
平手「私?!えっと、てちって主に呼んでたかな」
志田「あっ、ってて。」
愛佳は少し頭を抑えて痛がっている
平手「大丈夫?!無理して思い出さなくていいから。ゆっくりでいいから」
志田「うん。てちありがと。今日はちょっときついかもだから、また来て。頑張れば思い出せる気がするから。」
平手「うん!ありがとう」
と私が帰ろうとしたら理佐とペーちゃんも来た
理佐「絶対いると思った。」
渡辺「三人で行こうよって誘ってよね」
平手「ごめんごめん。あ、愛佳今日はきついかもって行ってたから顔出すくらいにしておきな」
理佐「了解」
私は愛佳との思い出がある場所に行った
まずはこの欅公園
何かあれば欅公園で遊んだり、話したりしてたな
二年前
私は中学二年生
反抗期で、いつも親に反抗をしていた
それに私はクラスでいじめされててもう精神的にもクタクタだった
家なんかでてってやる!!!
と親に言ってから行ったのは欅公園
ブランコに乗って一人で夜を過ごそうと思ってた
そこに
志田「てーち。何してんの?」
と私の目を隠した
平手「愛佳?!なんでここに」
志田「最近元気ないし、いじめられてるって聞いて何かあったんだなって思ってここに来た」
平手「でもここにいるとは限らないじゃん」
志田「何かあったら、絶対にここに来るって約束してるけど?てちはそれを守ってくれると信じてたらいたの。全部、私に当たっていいから言ってみな?」
と言われて私は心に溜まってたことを全て愛佳に言った
懐かしいな〜
今思うと一つのノートみたいにぎっしり詰まっている
あ、一番思い出があるところと言えば
私は走って行ったのは、やっぱりこの高校
一番大変な思いをして壁にぶち当たった所で…
愛佳が全部全部聞いてくれたな
今でもそう
部活で私はそんなに上手くないから先輩とかにいじられてる時、愛佳が先輩に向かって
志田「あの!先輩、今平手の事話してましたよね?」
齋藤「は?別に話してないんですけど」
志田「いやいやいや、今まで全部丸聞こえですよ?部員、みんな知ってます。一番聞きたくないであろう平手だって。聞こえてないとか思いました?バカなんじゃないんですか?まず、人の努力をけなすスポーツ選手なんてスポーツ向いてないと思うんですけど。平手が冬優花先輩達がそうやって言うから傷ついて、最近では放課後残って練習してるんですよ?この努力を踏みにじるように下手だ、邪魔だ言うのって人間として、どうかしてますよ?もっと人のこと見ることを進めます。では」
ずっと愛佳は私のことを見ていてくれた
この後から何も言われなくなって…
本当に愛佳はいい人
友達になってくれて嬉しいよ
もっと上の関係になりたいな
ってずっと思ってる
私はあなたが思い出してくれるまで
永遠に待つよ
次の日
学校が始まった
私は席に座ってボッーとしていたら走ってくる音が聞こえた
理佐「てち!!愛佳、記憶が戻ってきてるみたいだよ!!今は私達のことがわかるくらいまで!!」
こんなに嬉しいことはない!
平手「ほんとに?!でもどうやって?」
渡辺「先生達がリハビリしてくれたんだって。今も続けているみたいで。このままいけば順調に回復していくみたいだよ!」
平手「やったぁ!!!思い出が消えなくて済む!これからまたバスケできる!嬉しい!!」
理佐「今日行こう!三人で!」
愛佳のために今日は全ての授業を起きてノートも取って受けた
放課後
理佐とぺーちゃんで病院に向かった
がらがら…
志田「あ、理佐とてちとぺーだ!!」
嬉しい。こんなに嬉しいことはない
感極まって、涙が溢れてしまった
志田「ちょっとてち〜笑泣かないでよ」
理佐「てちが泣くから〜。。」
理佐も泣いてついには
渡辺「うう…みんなが泣くからさぁ。。」
ペーちゃんも泣いちゃった
志田「みんな。心配かけちゃってごめんね。私、バカだからさ…笑こんな頭ぶつけちゃっただけで記憶無くすとかちょっとどうかしてた。本当にごめん。今はだんだん回復してきて、色々と思い出してきた。みんなで過ごした日々ははっきり思い出してきてる。」
これを聞いた時にすでに私は愛佳を抱きしめていた
平手「そんな事…言わないでよ。確かにバカだけど、これとそれとは違うじゃん。。おかえり。愛佳。」
この時間だけは
この四人の絆を感じた
この後、ずっと思い出を語っていて愛佳の消えかけていた記憶をはっきりとした記憶に戻して行った
理佐「はぁ、今日学校頑張ったかいがあったよ!」
渡辺「本当それ!愛佳がこんなに元気になってくれて嬉しい!」
理佐「ありがとう。私達のために思い出してくれて。」
志田「うん。思い出さなきゃいけない事がある気がして、それがこの三人の事だった。」
平手「嬉しいよ。本当に。またバスケしたいね」
渡辺「今度はちゃんと愛佳を守るね。マネージャーとして!」
志田「うん!待ってて!近々退院するから!」
理佐「愛佳の居場所作っておくね!あ、もう帰らなきゃ。」
渡辺「私も!今日バイトだった。。」
理佐「私もー!あれ、てちは?」
平手「私今日休み!だから、もう少し愛佳と話して帰るね!」
渡辺「ずるいなぁ〜笑まあ頑張ってくるね!」
理佐「じゃあね!」
と帰って行った
ここにいるのは二人
なぜか急にドキドキしてきた
志田「二人になっちゃったね。なんか緊張してきた」
ドキッッと心臓が高鳴ったのがわかった
それと同時にあなたに恋している事を改めて気づかされた
志田「てち…。一番思い出したかった人だったんだ。」
平手「なんで私?」
志田「だって私が愛していた人だから」
私は何が起こったかわからなかった
志田「ごめん急で…。でも伝えたかったんだ。あの四人でいる時に、理佐とぺーも大好きだけど、てちは一人だけ特別な思いを抱いていたことに気づいた。てちはいつも笑顔で私が自信なくしたり、元気がなかったり、悩んでいた時にいつも隣にいたのはてちだった。」
平手「そんなこと言ったら、私だってそうだったよ。愛佳はいつも私のそばにいてくれて…。愛佳の笑顔が大好きだった。」
志田「もう一回、言うね。てち、大好きです。私じゃダメですか?」
平手「もちろん良いに決まってるよ。神様が私達に運を与えてくれたね。愛佳がこんな事故に遭うなんて思ってなかったし、それにもう思い出してくれないって思ってたけど…愛佳が思い出してくれて…。感動した。大好き。もう、愛佳が苦しむ姿なんか見たくない。ずっと守ってる。そばにいるって誓うね」
志田「うん。私もてちの事、忘れないくらいに愛でいっぱいにするって誓う」
この時、窓から見えたフジの花がとても綺麗に見えた
フジの花言葉
「決して離れない」
もっとも私達にふさわしい言葉だ
fin