義母が特別養護老人ホームに入所して半年以上が過ぎ、夏には96歳の誕生日を迎えました。
コロナの感染対策で、暫くは窓越し面会のみでしたが、夏前からようやく直接面会ができるようになりました。
10日に一度くらいのペースで面会に行っていますが、直接会えるようになったのは嬉しいことですが、少し困ったことも…
(もちろん感染対策として必要なことなのですが…)
一度の面会は15分3名まで。
週に一回、平日のみとされています。
それから中学生以下は面会出来ません。
なので、働いている孫世代は平日に会いに来ることが出来ませんし、産まれたひ孫を見せに来ることも難しいです。
3名を超えてしまう時は、5分ずつ交代して、スマホで孫やひ孫の成長ぶりを見せるといった具合です。
一番困ってしまうのは、耳の遠い義母との会話がままならない事です💦
テーブルにはパーテーションが設置されているので、声が届きにくいですし、耳元で話しかけてあげることが出来ません。
義姉達は、時々たまりかねて、いつものように耳元で大きな声で話しかけるのですが、あんまりやると感染対策もなにもなくなってしまうので…
また面会する場所は個室というわけではなく、スタッフの方々も目の届く距離にいらっしゃるので、さすがに家でするような、どうでもいい笑い話を大きな声で…というわけにもいきません💦
耳の遠い義母とのコミュニケーションに活躍していた、電子パッドを試してみましたが、パーテーションで反射してしまうのと、距離が遠すぎて見えないようで、残念ながら役に立ちませんでした。
結局どうしているかというと、スケッチブックに黒マジックで簡潔な伝達事項を大きな文字で書き、それを紙芝居方式で見せることにしました。
きっかけとなる話題が伝われば、話が広がり、義母も冗談交じりの返しをしてくれたりします。
面会期間が空いてしまうことで、私達を認識出来なくなってしまったら…と心配していますが、毎回、スタッフの方に私達を紹介してくれたり、親戚、孫やひ孫の名前を全て認識していることに、驚かされてはホッとしています。
細かな近況報告は毎回手紙にして渡しています。
読書がとにかく好きだった義母ですが、寝たきりの時間も増えて、本を持つこと自体がしんどいこともあり、「何か本を持ってこようか?」との問に「読む気がせん…」という少し寂しい状況です。
ですが、スタッフの方曰く、近況報告の手紙は、「いつも枕元に置いて読まれてます」とのこと。
なので近況報告の他に、できるだけ季節感が伝わるように、街や庭に咲いた花の話、地域の行事の話、野菜や果物の収穫の話、季節の手仕事の話、を盛り込んだ楽しい手紙を書くことにしています。
記憶力などは全くと言っていいほど衰えていない義母に毎回驚かされますが、昨年の手術、歩行が難しくなってしまったこと、そして96歳ということもあり、身体的には会う度に衰えていることは認識せざるおえません。
スタッフの方は小まめに様子を連絡してくれて、必要な物があれば教えてくれますが、
コロナ前のように、家族がいつでも部屋まで出向いて、あれこれ世話を焼いてあげるということが出来なくなってしまったので、そこはなんとも歯がゆいです。
最近は足がひどく浮腫むようになって…と聞いていたのですが、先日の面会で想像以上に浮腫んでいたので驚きました。
素足だったことにも驚いたのですが、靴下を履かせられないほどの浮腫なのだとすぐに分かりました。
おそらく麻痺していて、寒いという感覚は無いのかも知れませんが…
家に戻ってから、義姉も交えて「なんとかしてあげたいねぇ〜」とあれこれ。
私は編もうと思えば、いくらでも大きなサイズの靴下を編めますが、洗濯の関係で、毛糸の衣類は差し入れられない事になっています。
とりあえず、ポリエステルのモコモコした太い糸で、編むだけ編んでみましょうか~ということになりました。
皆冗談交じりに「クリスマスの時のサンタさんの靴下くらいで良いかもよ」なんて言いながら…
試作がてら編んでみたのがこちら👇
私は、「流石に大き過ぎですよね~施設の人に怒られそう💦 もう一回り小さいの作りましょうか…」と提案。
しかし、主人も義姉も
「大き過ぎるくらいでいいよ。 これ持っていってみよう!」と決定。
たしかに、お世話する人の立場になったら、着脱しやすいユルユルぐらいが良いかも知れません。
履いて歩くわけではないし、ベッド上で足元が温かければ良いので。
洗濯で多少は縮むかもしれないし…
ということで、同じものを2足作って、スタッフの方に「使ってみてください」と渡してきました。
その後、使ってくれているか、どんな具合か、次の面会で確認しようと思っているのですが、なんと、インフルエンザの流行に伴い、暫く面会中止となってしまいました。
3週間近く面会出来ていなく、急に寒くなってきたこともあり、心落ち着かない毎日です。
あのドテカ靴下が役に立ってくれていると良いのですが…