前回の記事では腸の役割についてお伝えしました
今回はよくある腸の症状についてです
SIBO
SIBOとは、小腸内に菌(主に乳酸菌)が増殖した状態をいいます。
症状としては、脂質を受け付けない、食後の腹痛、腹部膨満、下痢、オナラ、にきび、発疹、湿疹などです
乳酸菌は増えたほうがいいんじゃないの!?
と思ってる方多いと思いますが、増えすぎることで、
・小腸内でガスが発生→腹部膨満
・小腸内の細菌が胆汁酸を分解→脂質を吸収できない→脂質を受け付けない→腸に刺激がいき下痢になる
・小腸は栄養を吸収するところなのに、栄養分をその細菌たちに奪われてしまう=栄養を十分に吸収できない
となります
このSIBOの原因ですが、
根底にあるのは、腸内環境悪化が原因です。
(腸内環境悪化原因については別記事参照)
他には、
・腸の蠕動運動の低下
・胆汁酸低下(更に元をたどると、胆汁酸が低下するのはカロリー不足、栄養不足、肝機能低下)
・甲状腺機能低下
・ストレス
・胃酸抑制剤内服
があげられます!
便秘
便秘の原因は色々ありますが、その中でも食事で改善が可能なものをお伝えします!
〚 弛緩性便秘 〛
交感神経優位な状態で起こります。
他、腸の蠕動運動が低下したことでも起こります。
この蠕動運動のエネルギー源はなんなのか?
それが腸内で作ってくれる「短鎖脂肪酸」とよばれるものです
この短鎖脂肪酸についてお話すると長くなるのでそれはまた後日として…
この短鎖脂肪酸がつくられにくい原因となっているのが、
・消化不良で、未消化物が流れてくること
・SIBO症状があること
・甲状腺機能低下症状があること
・食物繊維、多糖類(オリゴ糖)摂取量低下
があげられます!
〚 痙攣性便秘 〛
自律神経が乱れることによって起こる便秘です。
腸は、副交感神経優位のときに活発に働きます。
副交感神経が働きすぎると、腸は緊張してしまい、逆に腸蠕動運動が低下してしまいます。これを痙攣性便秘といいます。
自律神経のバランスが大事になりますね
つまり、何が言いたいかというと…
これらのSIBO、便秘があるときに、皆さん試しがちな水を飲む、腹筋をする、食物繊維をとる
などの対策をとっても解決しない場合、根本改善が必要かもしれないということです
特に、
SIBO症状(上記参照)
甲状腺機能低下症状(疲労感、寒がり、無気力、すぐに疲れてしまう)
消化不良症状(腹痛、腹部膨満、下痢、オナラ、にきび、発疹、湿疹)
が常にある方はここを改善しましょうということです
この根本改善策に関してはまた後日