特に有名なのは
英国に本拠地をおくユニリーバ。
創業時の英国では衛生観念が低かった。
そこに対してこれまで切り売り型だったせっけんを
個別包装することによってブランド価値を高める。
そそいて、使い方を広め、社会の改善と自社の成長を両立させた。
また、シャクティ・プロジェクトは有名なところ。
インドの農村地で女性にせっけんを販売してもらうことで
自立につなげる。
世帯収入が2倍につながり、
その仕事を行うことで、子どもに手洗いの習慣を浸透させる。
そのことによって、農村部の衛生環境を整え、
そしてユニリーバブランドの新党も狙う。
このような支援団体、
続々と金融・経営などのノウハウをもつ支援組織が設立されている。
プライスウォーターハウスクーパスだったり、
英国初であるベンチャーフィランソロピーであるインペタス・トラスト。
そして英国政府も
ソーシャルビジネスやソーシャルイノベーション(社会改革)を支援している。
休眠銀行口座の預金をもとに、社会問題の解決を目的とする
基金を設立。
とはいえ、このソーシャルビジネスは、
「想い」から事業が始まりビジネスとしてRUNするのか疑問なところ。
これから、社会的貢献とビジネスのマッチング。
これをどう高めていくのか、
既存の企業であり、これから立ち上がるベンチャーであり
課題としていくところでもあるが、
うまく回していくようなビジネスプランを
立ててみたいと思うキモチが強くなってくる。

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