日本マクドナルド社長 原田さんの言葉だ。
過去、日本NCR研究所にいたころに
「不可能なことを可能にすること」を学んだそう。
不可能なことを不可能な期間内に不可能な予算でやる。
この哲学は、現在のマクドナルドの飛躍に表れているような気がする。
過去、アップルの日本社長も勤めていた同士。
ビジネスモデルが異なっていても成功しているのは、
この信念のようなものかもしれない。
■創造の精神
ジョブスからも学んだ
「常識を否定する」という考え方。
これは「ものの本質」をいかに見抜くのかという根っこの部分を考える
深い洞察力、そして信念からうまれているのかもしれない。
顧客が想像しない、期待を超えるものに
革新があるのだと感じる。
「価値の提供」とも言うべきなのか・・・。
■ヒット商品=価値の提供
人はお金だとか、モノでは幸せになれない。
お金は可能性を広げるための手段であって、
モノはモノでしかない。
それをどう使うのか?
その深い洞察力が、いろんな商品を産み
ヒットをもたらしたのかもしれない。
■無形の価値の追求
「人間は求めるものが少ないほど幸せです」
以前なにかで聞いた言葉。
モノでは幸せになれない。
最近、よく目にする“コト”こそが
それぞれ個々人の価値感によって、もたらされる幸せなにかもしれない。
そのモノを使っている時間に価値を見出すこと>対価
そういうときに商品を購入しようと思うのかもしれない。
■マクドナルドの近年の施策
AMTULに応じて戦略を組んでいる。
A(Awareness) : 認知
M(Memory) : 記憶、理解
→この辺は圧倒的な商品の面白さ、
コンセプトがしっかりした商品での認知は
すごいものがある。
T(Trial use) : 試用
100円メニュー=ワンコインという手軽さ
今まで利用しなかった層も、つい利用する。
気に入ればリピーターとしてロイヤリティユーザーにつながる。
今年の夏に行っていた
ソフトドリンクオールサイズ100円なんかは
「自動販売機で飲み物を買って飲むよりも、
クーラのきいた店舗でちょっと一息飲み物を飲もうか」
という需要で、まず利用してもらうという施策はすごいなと思う。
U(Usage) : 現在使用
クーポン施策でばっちり常時利用する仕組みを作ってしまっている。
そして利用の機会を逃さない。
24時間営業=利便性。いつでも立ち寄れる親近感の創出もできている。
L(Loyal use) : 愛用固定
ファンになってもらうこと。
これは、一番難しい。
でも、ファーストフードという
「すぐにでてくる」という当たり前を貫きながら
作りおきしない、というポリシーを導入している。
食の安全が問われる中、このような取り組みをしていると
つい利用してしまう。
先日も、2名の女性がポテトをそれぞれ頼んだ際、
1名分しかその場ですぐ出すことが出来なかった模様。
「ちょっとだけお待ちいただいたらお2人とも
揚げたてのアツアツのポテトを提供できます
お時間かかりますが、そちらのほうがいいですよね?」
との会話があった。鮮度と顧客をファン化するオペレーションが店頭でもできている。
そりゃ、ファンになっちゃうし、つい人に話しちゃうよね、と感じる。
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