最後に会ったのは、さよならの挨拶をしてからだから
もう1年5ヶ月前。
前々回、日本に帰った時に入院していた101歳の曾祖母。
もしかしたら、もうこれが最後になるかもしれないと思って
さようならを言いに行った。
頭もしっかりしていて、息苦しそうではあったけど私のことがはっきりとわかるのを感じた。
ちなみに曾祖母は病死ではなく、老衰。
戦時中を生き抜き、10人以上も子供を産んで、1世紀を生きた私の中の最強の女性。
苦しい、貧しい時代に生きてきたけれど、病気もせず逝けたことは幸せなことだと思う。
本当にさようならを言えて良かった。
やっと遠い昔に失った自分の半数ほどの子供達と旦那様に会えるんだから
良かったね、ひぃおばーちゃん
って思えた。6年前にも叔父を亡くしているんだけど、
彼の場合は、さようならを言えなくて今でも後悔している分、
曾祖母に対しては後悔しなくて良かったなーって。
しいて言えば、もう少し昔の話を聞きたかったけど。
「昔の時分はねぇ~・・・」
っていう口癖も今では懐かしい。
(小さい頃は、"時分"って何だ?と思ったけど。後に"頃"っていうことだってわかった。)
つい数日前、そのひぃおばーちゃんが夢に出てきた。
私が見たことのない黒髪。しっかりとした足取りで私の前を通り過ぎていった。
笑顔ではなかったのが唯一気になるところだけど。
戦時中を生き抜いた女性らしく歩いてた。格好良かった。
小さい頃の記憶にある、地味な色の着物を着て。
わんさかいる子供、孫、曾孫の中でも、
ちゃんと私のことを気にしてくれているのかな~

だとしたら、有難い。
私も彼女のような強い女性になりたい。
これが来年の抱負
っていうことで。