部屋移動をする事になった。
といっても三階に上がれるわけではなく
二階の四人部屋から二人部屋に移れることになった。
新しいお隣さんは
自分より確か二つ上のお姉さんだった。
頭の血管がどんどん細くなってく病気らしい。
手術は二回目だと言っていた。
ご飯もトイレも至って普通で
身体が不自由になったりしゃべったりすることに対しての後遺症は
なさそうに見えた。
でもここには色んな患者さんがくる。
入院した時
25歳の自分がもちろん最年少だった。
脳の病気は比較的年齢層が高い。
だけど自分よりも若い子がきたらしい。
12歳の女の子だった。
その子も脳の病気で、直接会った事はないけど
しょっちゅう泣き声が聞こえててきた。
痛いのと怖いのと不安なんだろう。
大の大人の自分ですら涙が出るから当然だと思う。
看護師さんも大変そうだった。
本人の越えるべき壁のようなものだから
きっと周りが何を言っても耳に入ってこないと思う。
でも、確実に言えるのは
すごくすごく痛いのは今だけだから。
障害だらけで辛いのも今が1番苦しいけど
きっと今より絶対によくなる。
術後に苦しいのは自分だけじゃないと思った。
早くあの子の痛みがやわらいできますように、
って思った。