妹とは三歳の歳の差で産まれたのですが、現在私35歳。妹32歳。あいも変わらず仲良しです。

妹は埼玉に住んでいて、娘さん2人に恵まれて幸せな生活。と言いたいところだけど、0歳3歳のダブル育児で死んでます。私の娘が小さかった時は、妹は旦那さんの都合で静岡にいたのですが、長ーい長ーい道のりを新幹線ぶっ飛ばして、そして三鷹に着くや否や、1秒でも早く、我が娘に会いたくてタクシーで家まで来るという姪への溺愛ぶり。そしていま私にも同じ現象が起きており、0歳のなっちゃんへの愛が特に止まらず、この幼く可愛い時期をなるべく堪能すべく、会えるだけ会うというふうにしています。

それにしても姪0歳は可愛い。何が可愛いかと言うと、まずは微笑みの伝道師であるということ。言葉こそまだ喋らないけど、とにかくニコニコニコニコ…としている。最初は若干の警戒をされるけど、慣れてきたら母並みに依存してくれるので可愛いの極み。この姪0歳に妹と色々なあだ名をつけているのだが、微笑沢笑子(ほほえみざわしょうこ)、せかたか(世界中の宝物を集めて一つにしたらこう言う形になるよね、の略)、ハッピーハッピーさん、たいようさん、大福、七福神の新メンバー、ふわふわさん、などである。言葉では表せないぬくもりといい匂い。うんこすら可愛い。そして愛を精一杯伝える健気な笑顔。信用した人間を幸せにしてくれる優しさ。全てがエンジェル(お迎えに来る方)。



そんなんだが、三歳の姉すうさんはなかなか、0歳のなっちゃんと同じ顔という奇跡なのだが、いささか警戒心が強く、ママ大好き、あとは死ね!!!という感じもあり、その不器用さも好きだ。たまになっちゃんをたたいたり、わたしをボコボコにしたり、妹にものを投げたりするのだが、話しててとても賢い子だというのがわかる。ただなんかどうしようもない気持ちみたいのはあって、嫉妬だろうかな?まだご本人も気付けていないモヤモヤであろう。そんなこんなで暴力行為をしている気がする。そこもまた好きだ。なのですうさんの目の前ではあまりなっちゃんを可愛がらないように細心の注意を払っているのだが、流石に可愛すぎて無理な時も多々ある。私は私!他の人がやってるからって別にやらねーし。っていう姿勢は、このとんでもない時代を生きていくのにものすごく強みになると思うし、結論、媚びない女は好きだ。




うちの姉妹関係を思い出してみると、私と妹も似た感じだった。私は臆せずなんでもやらかし、怒られ、それを見た妹は、このようにすると怒られるのだな、と学習をし、問題も起こさず、ニコニコニコニコしていて可愛かった。無口な点も可愛かった。私の後を子分のようについてきて、それで、なんの取り柄もないちょっと先に生まれただけの女を、無条件で好いてくれた。謎。妹って可愛い。トトロ見てたらサツキ派とめいちゃん派に別れるらしいが、別れるというのは、どちらを可愛いとおもって見てしまうか、ということらしいのだが、当然わたしはめいちゃんが可愛く見える。これは姉に生まれたものの宿命かと思う。逆に妹はサツキがんばれ…!!という感じ。弟として生まれた我の夫もやはりサツキがんばれ派である。姉的にはめいちゃんを1秒も早く見つけてあげたい所存であり、ばあさんの勘違いのシーンは本当に腹立つ。いやでもばあさんの気持ちがわかりすぎるので、腹立つとは一概に言えない。いやむしろ猫バスからばあさんが捜索続けてるの見た時点で、一旦降りて事情を説明したほうがいいように思う。ばあさんの心臓はさほど強くなかろう。早く安心させてやるという考えがサツキにはなかったのが残念である。だがそこは姉のやるべき優先順位というものがあるので、まったく、このとなりのトトロには非の打ちようのない素晴らしさが詰まっていて批評するのはかたじけないからこの辺でやめておく。

とりあえず0歳姪への愛が止まらず、私のエデンである。いつでも優しい。彼女にもいずれわかりやすく反抗期という名の第一次成長期という名のイヤイヤ期がくるのであろう。そうしたら、少しだけ手がかかるようになる。大変になることは間違いない。だが、今この姪の写真に生かされてる部分が多々あるので、帳消しになるであろう。うちの娘もニコニコしていて可愛かった。今は7歳という中間反抗期という名の生意気を普通に言ってくる時期に突入し、サンリオっぽさが消えてきてしまった。顎もシャープになり、ふわふわさんというあだ名も似つかわしくないものになってきてしまった。
だが娘や子どもというのは、全般的に可愛く、私は性善説推しなんだが、どんなに問題起こすという噂のある子も、頬に触れて可愛いねと言ったらちょっと塩らしくなるのが素敵だなと思う。こんなご時世なんで派手なスキンシップは控えているけど、可愛いもんは可愛い。みんな可愛いのであります。子どもたちや、負けるでない。