大晦日の本番の前、一ヶ月ほど前に別のお仕事で関西入りしていた際、担当の方の計らいで、劇場の下見をさせて頂きました。
ご担当F氏の劇場細部までの愛溢れる説明を独り占めしつつ、劇場をありとあらゆる角度から拝見する、という大変贅沢な体験をさせていただきました。
全て無垢材でできたホールは贅沢の極みで、あまりの残響の良さに、4階まである席のどれもがS席なんだそう。一回席の一番後ろの、視界がやや狭まるかな〜っ?位のお席のみがA以下席(という私の理解 。チケットご購入の際は改めてご確認下さい 笑)ということで、音には絶対の自信がある会場とのこと。実際4階から舞台を見下ろしても、手を伸ばせば届いちゃうのではないかと錯覚する程、舞台が近く感じられるのです。私はこれをKOBELCOマジックと呼びたい。実際舞台に立っても、無理ない感覚で話して容易く4階まで声が届いてしまうのです。その感覚が、本番でもとっても助けになり、観客の皆さんの温かい反応が手に取るように伝わって来たので、司会進行がとてもやり易かったです。天晴れなりKOBELCOマジック、、、
『兵庫県立芸術文化センター』『兵庫芸術文化センター管弦楽団』後者には『県立』が入りません。できることならそれぞれ『芸術〜』以下で呼び分けをしてくれないものか、本番前は大変苦しみましたが、会場名を言う時は『県立、県立、県立』と呪文のように唱えました。その甲斐あって、なんとか(多分、、、お、恐らく、、、ねねね、願わくば、、、)名称は間違うことなく本番は終えることができた(と信じたい)のですが、そんな苦労も消し去る程、美しいすっばらすぃ〜大ホール様々でございました。
この日は、関西二期会の方々による『魔弾の射手』の仕込み中でした。
この舞台ツラが丸っこいのがミソでして、、、管弦楽団の皆さんをご紹介する時やインタビュー移動時、お客さまにお尻をできる限り向けないよう、4階のお客さまからも顔を背けないよう、極力下を見ずに歩き、そして何よりも大切なのは、大切な大切な楽器を持った演奏前後の繊細な音楽家たちのパーソナルスペースを侵さないように歩くのに神経を使いました。楽団が入ると、舞台ツラは案外ギリギリで、ドレスのふんわり幅位しかなので、ドレスのふんわりが音楽家の皆さんにあたらないよう、そしてまた自分も舞台ツラから落ちないよう、足元を見ずにスパッと歩くテクっ!!!磨く余地ありあり、です。
こちらが大ホール玄関
何もかもがため息ものの施設でした。
現場入りしてからお世話になったリハーサル室もそれはそれは立派だったんです。私一人で使うにはなんとも贅沢なスペースでした。
今回、舞台美術が和紙でできた美しいセットだったのですが、本番入ってからの写真も撮っておきたかったな〜っ、くぅ〜っ!!と激しく悔やみました。
その舞台美術ですが、県知事のお話の中にもあった改修工事により、普通の電気からLEDに変更されたことで、和紙のセットが可能になったのですが、和紙であることで、布と違い音の吸収率も低いので、オーケストラと音がよりクリアに楽しめる、という。なんたる徹底ぶり!!凄すぎる、、、
因みに、その和紙でできた舞台美術、そこに巨大なプロジェクションマッピングが映し出されます。全ての曲で、その曲にあった映像がど迫力で映し出されるので、本当に音楽の世界を身体で丸ごと体感できるコンサートだったのではないか、と思います。
今回のお仕事ですっかりこちら、兵庫県立芸術文化センターのファンになってしまった私、、、また何かのご縁で戻って来られるよう、日々これ精進で頑張っていきたいと思いましたっ!!!