今日は、近所の叔母の家で、弟家族と、オカン、従兄弟夫婦、ウチの家族で新年会をした。
大体は、楽しい会だったけど、ひとつ引っかかることがあった。
私の娘は、小2の時におたふく風邪にかかり、片耳を失聴している。
そのことを、叔母には伝えていない。
叔母は、歩くモラハラのような人で、親族の触ってほしくない負の部分のことをほじくる。
本当に、デリカシーのない人だ。
お酒を飲むと、それに拍車がかかるので、始末が悪い。
彼女は、小さな会社の立ち上げメンバーとして働いて、役員にまでなった人なので、それなりにお金を持っている。
だから、親族が集まると、ほとんど毎回自分がお金を払う。
今日も、特上寿司をみんなに振る舞って、高級おせち料理をお取り寄せしてくれた。
ごちそうをしてくれるのは有り難いけど、大量すぎる。
今のご時世は、残り物をださないようにするのに、叔母は有り余るほどのごちそうがおもてなしだと思っている。
彼女は酔うと、大抵いつも同じ話題をする。
20年以上前の自分の妹の離婚の話だ。
妹の子どもたちがいる時も、おかまいなし。
当事者がどんな気持ちで聞いているのか、想像できないのだろう。
そんな叔母なので、娘の片耳失聴のことは内緒にしていた。
でも、今日は人数も多くて騒がしかったので、叔母が話している内容が聞き取れない娘が、片耳に手をあてて何度も聞き返すので、さすがに気づいた。
「えっ?聞こえないの?治るんでしょう?」
という叔母に、私は首を振る。
弟夫婦は、そのことを知っているので、何も言わない。
私も、上手い言葉が出てこず、ひとときその場が静まり返る。
娘の学校の先生や、習い事の先生には、娘の耳のことは伝えてある。
なので、娘はクラスの席替えの時も、固定の席にしてもらっている。
今日の新年会は、ご飯を食べ終わってから、娘は「つまらないから」と、一人で先に家に帰った。
娘は、家にいることが好きなので、そういう理由かと思った。
でも、夫と2人で帰ってくる時に、夫の仕事関係の人にも片耳失調の人がいて、会食の時は必ず個室で、座る席も決まっている事を聞いた。
社会生活に少なからず制限があることを知った。
家では、日常生活で不便そうな様子はほぼ感じなかった。
娘は今日、騒がしい所でたくさんの人たちと会話するのがしんどかったのかも、とはじめて気づいた私。
彼女は娘だけど、違う人間なので、彼女がどう感じているか本当のところは分からない。
いつも、学校から帰宅しても、ずーっと家にいる娘。
友達とどこか遊びに行けば? と私が言っても、お家が一番という娘。
内向的な性格なんだと思っていたけれど、片耳が聞こえないということで、そうなっているのかもしれない。
過去を引きずっても、未来の心配をしても、何もいいことない。
過去の経験を踏まえて、未来を見据えて、今できることを楽んでいこう🍀