赤坂ACTシアターで上演中です。
とっても面白かったです。
ハリーポッターのシリーズは本でも読みましたし、映画もDVDで全巻揃えております。
その昔、新刊発売して手に入れたその日は夕飯も作らずに一気に読みました。子どもに呆れられましたね。
そんなハリポタ大好きな方でなくとも楽しめると思います。
でも後日談ですのでちょっとは知っておいた方がいいかもしれないです。
ついこの前も魔法使いについて触れましたね。
最近はすっかりニュートオンリーになっていた私です。
タイプ的にはベスト3に入る魔法使いです。
この「ファンタスティック・ビースト」のシリーズは前日譚になるわけですね。
「呪いの子」はハリーポッターのシリーズ終わりの19年後だそうです。
10代だったハリーもおっさんになっています。
ウィーズリー家の紅一点の末っ子ジニーと結婚したハリーには三人の子がいます。
ジェームズ、アルバス、リリーです。
長男のジェームズ・シリウスはハリーのパパとシリウス・ブラックから、長女のリリー・ルーナはハリーのママとジニーの親友ルーナ・ラブグッドからお名前を頂戴しています。
次男はダンブルドアとスネイプ先生から頂戴したアルバス・セルブスという立派な名前です。ある意味早世したジェームズよりよっぽど偉大な名前です。
魔法界のビッグネームを3つも背負ったアルバスは名前に押しつぶされそうなんでしょうね。
同じ名前をつけられる風習のない私達にはわかりにくいです。歌舞伎の人が襲名の時に「名前に恥じぬ立派な役者に…」なんてご挨拶してますね。
宣伝では藤原竜也、向井理、石丸幹二の御三方がハリー・ポッターを演じると大きく取り上げられていました。もちろんハリーも主役なんですが、ストーリーとしてはアルバスともう一人、ドラコ・マルフォイの息子のスコーピウスが中心人物です。
鍵となる魔法のアイテムはタイムターナー、逆転時計です。
これ、「アズカバンの囚人」でハーマイオニーが手に入れて、シリアスやヒッポグリフのバックビークを助けるために使うんですよ。ハーマイオニー、自分の後ろ姿を見て、「私の髪ってあんななの」みたいなこと言うんですよね。なかなか自分の後ろ姿って見ることはないですもんね。
うちの娘もくせっ毛で甚く共感しておりました。自分の後ろ姿見るとギョッとするそうです。
今回もタイムターナーが使われるのですが形状も機能、過去にいられる時間など違いがあります。タイムターナーそのものが複数存在するらしく、別のもののようですね。
赤坂の駅を出るとこんなに大きいタイムターナーが設置してあります。
「アズカバンの囚人」の次作「炎のゴブレット」てハリーと対決するセドリック、このセドリックはヴォルデモーに殺されてしまうのですが、タイムターナーを使って過去に戻り、セドリックを救出してほしいというセドリックの父エイモス・ディゴリーからの要望をハリーが断るのです。しかしこれを聞いたアルバスとスコーピウス。ここからストーリーが展開するのです。あんまりネタバレしたくないのでストーリーはここまでにしておきます。
さて、予習として、「炎のゴブレット」で登場したセドリックについて触れます。
過去の話なのに予習って。
セドリックを演じたのは
ロバート・パティンソン、トワイライトシリーズのエドワード・カレンですね。「TENNETO テネット」でも話題になりました。最近では「THE BATMAN-ザ・バットマン」でも人気沸騰中です。特に私も沸騰してます。
エディ・レッドメインと同居していたこともあるそうです。
セドリック・ディゴリーはトライウィザード・トーナメント(三大魔法学校対抗試合)のホグワーツ代表選手です。この代表選手を決めるのが“炎のゴブレット”なんですよね。選手候補はゴブレットに名前を書いた紙を入れますが選ばれた代表選手のみが一名、ゴブレットから飛び出るのです。ところが、どういうわけかセドリックの他にハリーも選出されちゃうんです。本来三名で争われるトーナメント、ハリーも加わり四名で争うこととなります。なんやかんや(雑)とトーナメントを勝ち進んだハリーとセドリックが優勝杯を取ると、優勝杯はポートキー(移動キー)で、ヴォルデモートの手下のピーター・ペティグリューが待ち受けるトム・リドル(ヴォルデモートの父:ヴォルデモートと同じ名前)の暮らした村リトル・ハングルトンに飛ばされちゃいます。
セドリックはここでピーター・ペティグリューにあっさり殺されてしまうわけです。
優秀でハンサムで性格も良かったセドリックの死はホグワーツの生徒たちだけでなくて読者や映画ファンもショックでした。
予習する人物そのニ。
嘆きのマートルです。「秘密の部屋」で登場。ヴォルデモート(トム・リドル)が操るバジリスク(スリザリンの蛇)に殺され、2階女子トイレにゴーストとなって住み着いている女の子です。演じたのはシャーリー・ヘンダーソンです。「トレイン・スポッティング」「ブリジット・ジョーンズの日記」多数の映画に出演されています。マートルを演じた時には既に30代半ばですが、声がかわいいんですよね。アニメ声っぽいというか。とてもそんな歳には思えません。
「呪いの子」でマートルを演じているのは美山加恋ちゃんです。もう立派な大人なので加恋さんですね。
子役時代は「僕と彼女と彼女の生きる道」などヒットドラマに連続して出演していました。すごくかわいかったです。
舞台でのマートルは動きもダンサーのようでした。体が柔らかー。
私が観に行った日の夕方の部から美山加恋さんは体調不良の為にお休みされてしまったようです。
舞台自体14日まで休演とのことです。私は昼の部だったので、ギリギリで観ることができたようですが、休演の回のチケットをお持ちの方の気持ちを考えるとよかったとは思えませんね。皆さん、さぞやガッカリされていることでしょう。チケットを取り直すのもご面倒でしょうし、いろんな特典のついた9と4分の3番線チケットは完売していますから、更にガッカリですよね。お気を落とさず、チケット取り直してくださいませね。
セドリックとマートルしか取り上げていませんが、あとは因縁のドラコ・マルフォイも登場します。彼はことあるごとにハーマイオニーにつらく当たるとても嫌な男の子でした。ハリーの敵役とも言えますが、段々、たくさんの敵が現れると共に小物になっていった感が否めません。
そんなドラコの子どものスコーピウスはドラコとは全くキャラが違う子です。
彼もマルフォイの名前を背負い、他にもう一つ悩みを抱えているんです。それはヴォルデモーの落とし子ではないのかという噂。
それから結婚したロンとハーマイオニーも登場します。この二人の子どもはローズです。
それともう一人、エイモス・ディゴリー(セドリックの父)の姪のデルフィーが登場し、アルバスとスコーピウスと行動を共にします。アルバスは好意を持ちます。
いつも同じようにタイトルに惑わされるのですが、“呪いの子”とは一体誰のことでしょう。
最後の最後に。皆さまご存知のことかもしれませんが、文中、私も“ヴォルデモート”と書いたり“ヴォルデモー”と書いたりしました。このハリー・ポッターシリーズ最強のヴィランである極悪魔法使いの名前の読みは、実は“ヴォルデモー”だったと作者のJ•K•ローリングがおっしゃったそうです。
それで舞台では“ヴォルデモー”呼びです。
私としてはやっぱり“ヴォルデモート卿”の方がしっくり来ます。違うならもっと早くに教えておいてほしかったです、J・k・ローリングさん。
https://www.harrypotter-stage.jp/