昨夜、遅ればせながら「ゴジラ対コング」を劇場鑑賞致しました〜・:*+.\(( °ω° ))/.:+


良かったです。面白かったです。


ですが、その前に「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を紹介させてください。2019年のアメリカ映画、『モンスター・ヴァース』シリーズの三作目です。「GODZILLA  ゴジラ」(2014年)の続きですが、並行するように「キングコング:髑髏島の巨神」(2017年)も間に制作されています。そしてクロスオーバー作品劇場公開中の「ゴジラ対コング」で二大モンスター夢の共演です。

このシリーズでは怪獣をタイタンと呼びますが、コングは怪獣というよりおっきいゴリラなのでタイタン呼びの方がしっくりくる気もします。


[GODZILLA ゴジラキングコング髑髏島の巨神キングオブモンスターズゴジラ対コング]の順番です。


私は「キングコング」は観ていないのですが、今になってとても観たいです。観ておけばよかったと後悔しています。映画は観ればよかった、観なくてもよかったの繰り返し。作品選びは難しいです。


では、シリーズ三作目、「ゴジラ」としては二作目の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のストーリーと登場人物です。


物語も時間は実際と同じように5年後です。


古生物学者エマ・ラッセル博士(ヴェラ・ファーミガ)による5年前のサンフランシスコのゴジラ襲来回想シーンから始まります。

息子アンドリューを探す父親のマーク・ラッセル(カイル・チャンドラー)

ゴジラに圧倒される母親エマ・ラッセル博士と妹マディソン(レクシー・レイブ)。どうやら息子だけはぐれてしまった上に、亡くしてしまったんですね。悲しいことです。


前作「GODZILLA ゴジラ」をおさらいしますと

芹沢博士(渡辺謙)モナークの幹部で生物学者

グレアム博士(サリー・ホーキンス)芹沢博士と行動を共にする古生物学者。モナーク幹部。

二人が所属していた“モナーク”という組織が秘密裏に怪獣を見つけては保護しておりました。


そのモナークの幹部でもある古生物学者エマ・ラッセル博士と娘のマディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)の二人の朝です。

地震?すごい揺れと地響き。呼び出されてモナークの基地に向かう二人。場所は中国は雲南省です。ここでモスラの卵が孵化しました。


エマ博士、隔離システムがうまく作動せず、暴走するモスラ(芋虫ver.)を落ち着かせる為に他の職員の反対を押し切りモスラの目の前に身を投げ出します。まるで「ジュラワ」オーウェン(クリス・プラット)

でも、調教師のオーウェンと違って“オルカ”という音波装置を使うんです。これはいろんな怪獣(タイタン)と意思疎通が出来る素晴らしい装置です。ドラえもん的な便利グッズですね。

隔離装置は働かず暴れるモスラ

オルカを使い、なんとかモスラを制御することが出来ました。

ホッとしたのも束の間


エコテロリストのジョナ大佐(チャールズ・ダンス)(*歳を取った渡辺謙ではありません)率いる傭兵部隊にエマ博士マディソンの親子はさらわれてしまいます。ジョナ大佐の目的は南極大陸に眠る『モンスター・ゼロ』を目覚めさせることにありました。

チャールズ・ダンスはイギリス人です。最近では「キングスマン:ファースト・エイジェント」などに出演しています。映画にもテレビにもたくさん出演しています。ドラマ「そして誰もいなくなった」が印象に残っています。


上院ではモナークの公聴会が開かれゴジラや他の怪獣を抹殺するべきとの声も上がります。サンフランシスコハワイの惨状を思い起こせば当然っちゃ当然ですよね。いくら人類が蒔いた種とは言え、なんで罪もない人が、焼き払われ踏み潰されなきゃならんのだ。


一方、モナークの学者先生方のおっしゃるように、地球は人類だけのものではありません。寧ろ、人類の方が後から現れたわけですしね。


ウィリアムズ上院議員(CCH・パウンダー)


「アバター」ではネイティリのお母さん。「エスター」ではシスター「ER緊急救命室」では外科医のヒックスでした。

モナークの3人。芹沢博士、グレアム博士、右側サム・コールマン(トーマス・ミドルディッチ)マークの後任のモナークの技術統括官。

右側にいるのは前作では少将だったウィリアム・ステンツ提督(デヴィッド・ストラザーン)。今では大将に昇格。階級は上がってもゴジラ達への理解は深まっておりません。


殲滅を唱える政府です。モナークとは相容れません。


芹沢博士エマ博士達が誘拐された事件を聞き、公聴会を退席、元モナークメンバーでエマ博士の元旦那の動物学者マーク・ラッセル(カイル・チャンドラー)に協力を要請します。マークオルカのプロトタイプの開発者でした。

ゴジラが憎いあまりにモナークを辞めた今は狼を撮っていました。


5年前の事件を契機に、夫とは道を違えモナークに残ったエマ博士は怪獣達による文明のリセットを実現させようと考え始めます。どこかでこんな話がありましたね。ラングドン教授のシリーズ、「インフェルノ」です。人類により人口増加や環境破壊が進んだので、大量殺戮を計画したんですよね。インテリは考えが過激。


つまりはエマ博士ジョナ大佐と同じエコテロリストな考えです。そう、ジョナと結託していたのですね。


モナークの基地の他の研究者や働く人達は皆モスラジョナ達に殺されちゃったんですよ?

一人一人の命のことは重く見なくていいのでしょうか。

エマ博士によると、たくさんの命は失われるもののゴジラや怪獣が破壊した後には動植物が以前に増して再生されることがわかっています。まさにリセットされていくわけですね。「ナウシカ」オームのようです。



モスラ誕生も見られます。もう綺麗でびっくり。ありがとう、モスラをこんなに美しくしてくれて!と誰にかわからないけど感謝の気持ちが芽生えました。


音楽もねー。♪モスラーや、モスラー♪歌ってしまうー。もうジーン。ゴジラのテーマも聴くことができます。音楽のちからって偉大。


そしてネタバレとなりますが『モンスター・ゼロ』ってキングギドラでした。強っ。めちゃくちゃ強いです。ゴジラピーンチ!




モスラ(成虫ver.)だよ。

モスラがね。参戦します。ラドンは敵でした。モスラと戦います。モスラがちょっとドヤ顔しててかわいい。ラドンの顔は↓


モスラの戦うシーンは特に涙ものでした。本当に泣いてしまった。



キングギドラが地球外生命体であることやモスラが参戦するのは昭和ゴジラシリーズ5作目「三大怪獣 地球最大の決戦」(1964年)と同じですし、芹沢博士(渡辺謙)の決意は本家本元「ゴジラ」(1954年)の芹沢博士(平田昭彦)と同じです。

「ゴジラ」芹沢博士(平田昭彦)が発明した“オキシジェン・デストロイヤー”も本作でステンツ提督により使用されることとなります。


日本版「ゴジラ」ファンは嬉しいですよね。


二作目の方が好きかもしれない!一作目より二作目の方がいいって思うことあんまりないですけど、こっちの方が好きです。


他の出演者は


芹沢博士のお仲間のチェン博士(チャン・ツィイー)チェン博士は双子です。お母さんも双子、おばあちゃんも双子、双子家系です。本家モスラ小美人のポジションですね。

渡辺謙チャン・ツィイーがハグする場面で「SAYURI」じゃん!と気付きました。遅いですね、気付くのが。


リック・スタントン博士(ブラッドリー・ウィットフォード)あれこれ計算したり予測したりしてくれて超優秀。何気に大活躍と思います。

極限状態でもジョークをかましちゃうコテコテのアメリカ人風味の生物物理学者。


ダイアン・フォスター大佐(アイシャ・ハインズ)モナークの軍事部門(Gチーム)の女性指揮官。タフです。

アメリカドラマ「9-1-1:LA救命最前線」のメインキャストです。



迫力満点でした。これを観てから『ゴジラ・ザ・ライド』にいくべきだった。またしても後悔。


危うくリセットされそうになった世界でした。

私達の身にもリセットが起きないようにと祈ります。それとももう起きちゃってるのかなぁ?


モスラの美しさ、ゴジラの雄々しさを堪能できます。是非ご覧ください。


わしがキングじゃーと咆哮するゴジラ


おまけのショット

ゴジラに平伏す怪獣の中にこやつの姿が…。「ん?お前、この前やっつけたムートーじゃん?」