2014年公開のノルウェー・スウェーデン・デンマーク映画。
原題は「Kraftidioten」読めません。意味もわかりません。英語だと「IN ORDER OF DISAPPEARANCE」直訳すると「消えた順に」映画を観ると意味がわかります。死ぬとね、十字架の下にその人の名前がアップされます。こんなのが挿入されるから、ブラックコメディ・アクション映画ってジャンルされたりするんでしょうかね?

最初に観た時はコメディ要素はそんなになかったと思いました。その、名前が出てくる場面でさえもなんだか洒落てるって思ったし。エンドロールも思わず見入った。
ところが二度観ると、かなり笑いのシーンが目立ちます。やっぱりブラックコメディ・アクション映画でした。



内容は簡単に言うと息子を殺されてしまったお父さんの復讐劇です。

舞台がノルウェーで雪、雪、雪。
犯罪も雪に埋もれてしまうのかなーと思いました。

日本では劇場未公開だそうですが、すぐにハリウッド版がリメイクされています。こちらのタイトルは「スノー・ロワイヤル」これも邦題。原題は「Cold Pursuit」Pursuitは追求とか追撃とかそんな意味です。主演はリーアム・ニーソン。家族のために戦う男を演じたらこの人の右に出るものはいない感じ。あくまでもイメージです。こちらは2019年劇場公開しましたが観てません。チャンスがあれば見比べたいものです。ちなみに監督はハンス・ペテル・モランド、「ファイティング〜」と同じ人です。


「スノー・ロワイヤル」時々横文字の邦題ありますねー。ややこしいです。原題と思いがち。


「ファイティング・ダディ」なんて言うから息子が子どもなのかと思っちゃったら、主演はステラン・スカルスガルド。小さい息子はちょっと無理ありますね。68歳ですからね。映画公開時の2014年当時でも60歳超えてますもんね。これからご覧になる方は幼い子どもを亡くすわけではないので、少しは心が痛まないのではと思います。

この方、本当にたくさんのハリウッド映画にも出てて、スウェーデン出身なので欧州の映画にもよく出ています。
私は「刑事リバー 死者と共に生きる」というBBC Oneのミニシリーズが好きです。元々、苦悩顔(すごく失礼)で死者につきまとわれる刑事役がピッタリ。
他にも「パイレーツ・オブ・カリビアン」のウィル(オーランド・ブルーム)のお父さん役とかアベンジャーズのソー(クリス・ヘムズワース)の友人の教授の役とか枚挙にいとまがございません。


強面な感も否めませんから、ハリウッド版「ドラゴン・タトゥーの女」では悪役でしたね。
声もイイと思うんですけど、フィンランド版ムーミンのムーミンパパの吹替も演ってますよ。幅広いです。

息子がまたすごいです。

アレクサンダー・スカルスガルド

ターザン、イケメン、なぜか波平のアレクサンダー。トゥルーブラッドのエリックもかっこよかったっす。

お父さんも若い時はそれなりにかっこよかったし、何より背が高い、ガタイがいいという良質なDNAが受け継がれてますね。

「メイジーの瞳」のリンカーン役は優しくてイケメンで大好きです。


子どもかわいがる人ってポイント高いから。

ビル・スカルスガルドは14歳も離れた弟なんですね。兄弟多いからでしょうね。


ビルと言えば「IT/イット “それ”が見えたら、終わり」シリーズのペニーワイズ。恐っ

ステランお父さんの若かりし頃


やっぱりアレクサンダーとそっくりですね。

最後にステランお父さんの敵役

ポール・スヴェーレ・ハーゲン
かなりのイケメンです。
この方も長身です。多分2メートルちかいんじゃない?ここまで登場した人達、リーアム含めて全員190センチ超え。


ハリウッド版ではトム・ベイトマンが演じたようです。「スター・ウォーズ」のレイちゃん、デイジー・リドリーのパートナーとされる人ですな。

惜しい!188センチらしいです。