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原題は「Collateral Beauty」劇中にも出ている言葉ですが、和訳は「幸せのオマケ」とありました。和訳するのが難しい言葉なのかもしれないです。

「Collateral 」(コラテラル)はトム・クルーズ、ジェイミー・フォックス出演の2004年のサスペンス映画ですが、これはタイトルそのまま、ジェイミー・フォックス演じるタクシードライバーがトム・クルーズ演じる殺し屋の手伝いをさせられてしまうと言う巻き添えサスペンスアクションです。

つまり、コラテラルとは巻き添えってことです。「Collateral   Damage」と言う映画もありますよね。2002年シュワちゃん主演のアクション映画です。このコラテラル・ダメージという言葉になると、形容詞になって巻き添え被害って意味になるようです。但し、映画のタイトルは〈戦闘における民間人被害〉と〈政治的にやむを得ない被害〉の二つの意味を持たせたダブルスピークなんだそうです。
ちなみに名詞だと“巻き添え”よりも“担保”という意味で使う方がよく聞く言葉らしい。

さて、では「Collateral Beauty」の意味となると、どうなんでしょうね。
collateralだけですと相並んだ、二次的なっていう形容の言葉になるようです。それにbeauty。=幸せのオマケ
ピンとこないけど、不幸な出来事から生まれる美しいものみたいなことなのかなぁとか映画を観ながら考えたりしておりました。巻き添えとか担保とかから連想するとなるとね、難しい言葉でした。

キャストも豪華ですよね。それで観たいと思ったんですけどね。

ウィル・スミス主演でエドワード・ノートン、キーラ・ナイトレイ、ナオミ・ハリス、ケイト・ウィンスレット、その上ヘレン・ミレン。


子どもをなくしてしまった主人公の苦悩、それに巻き込まれた周囲の反応と思わぬ計画。

想像したのと全然違うお話でした。


子どもが先立つなんて恐ろしいことが起きたら、それはそれは苦しいでしょう。怒りと悲しみから逃れる方法は見つかるとは思えません。
劇中でハワードと同じく子どもを失った境遇のマデリン(ナオミ・ハリス)も同じようなことを言っていました。

どうやって愛する人の死を乗り越えたらいいのか、また、自分が先に逝ってしまうとわかったら、家族にはどうしてあげたらいいのか。

年老いた両親を持つ身ですから、この愛する人との別れを考えることはよくあります。

答えは見つからないままですが、もう一回この映画を観たら、また何かヒントを貰えそうな気がします。

映画のストーリーが意表をつくものだったので、展開をわかった上でもう一度観たら感想が違ってくるかもしれません。

なんなとなく、感づいてはいたんだけど、豪華キャストなので、それぞれの人に物足りなさを感じてしまいました。もっとヘレン・ミレンとキーラ・ナイトレイを観たかった。