管理業務主任者に関する次の記述のうち、マンション管理適正化法によれば、正しいものはどれか。
❶マンション管理業者の従業者である管理業務主任者は、その事務を行うに際し、管理業務主任者証を携帯しているため、マンション管理業者の従業者であることを証する証明書の携帯は省略することができる。
❷管理業務主任者が、管理業務主任者として行う事務に関し、不正又は著しく不当な行為をし、その情状が特に重いときは、国土交通大臣は、当該管理業務主任者の登録を取り消さなければならない。
❸管理業務主任者は、登録を受けている事項のうち、その住所に変更があった場合には、遅滞なく、その旨を国土交通大臣に届け出るとともに、管理業務主任者証を添えて提出し、その訂正を受けなければならない。
❹管理業務主任者は、管理業務主任者証の亡失によりその再交付を行けた後において、亡失した管理業務主任者証を発見したときは、速やかに、発見した管理業務主任者証を廃棄しなければならない。
正解は❷ その通り。
❶管理業者は、使用人その他の従業者に、その従業者であることを証する証明書を携帯させなければ、その業務に従事させてはならない。一方、管理業務主任者には、管理業務主任者証の提示義務があり、また、管理業者の従業者であれば、別個に従業者証明書の提示義務がある。従って、従業者証明書の携帯は省略できない。
❸管理業務主任者は、住所変更の場合、遅滞なく、国土交通大臣に届け出なければならない。なお、管理業務主任者証の記載事項(氏名)に変更があったときは、当該届出に管理業務主任者証を添えて提出し、その訂正を受けなければならないが、住所は記載事項ではないため、この手続きは不要である。
❹管理業務主任者は、管理業務主任者証を亡失によって再交付を受けた後に、亡失した管理業務主任者証を発見したときは、速やかに、その発見した方の管理業務主任者証を「返納」しなければならない。