次の記述のうち、地震保険に関する法律によれば、適切なものの組み合わせはどれか。
ア 地震保険契約は、居住の用に供する建物又は生活用動産のみを保険の目的とする。
イ 地震保険契約は、特定の損害保険契約に附帯して締結する必要がある。
ウ 地震保険契約は、地震による津波を間接の原因とする流失による損害は、填補の対象としない。
エ 地震保険契約では、保険の対象である居住用建物が全損になったときに保険金が支払われ、一部損では保険金は支払われない。
❶ア・エ
❷ア・ウ
❸イ・エ
❹ウ・エ
正解は❶ 適切なものの組み合わせはア・イ
ア 地震保険契約とは、次の①~④に掲げる要件を備える損害保険契約をいう。
①居住の用に供する建物又は生活用動産のみを保険の対象とすること
②地震もしくは噴火又はこれらによる津波を直接又は間接の原因とする火災、損
壊、埋没又は流失による損害を政令で定める金額により填補すること
③特定の損害保険契約に附帯して締結されること
④附帯される損害保険契約の保険金額の30/100以上50/100以下の額に相当する
金額を保険金額とすること
イ 解説ア③のとおり。
ウ 解説②のとおり。
エ 地震等により損害を受けた場合いに支払われる保険金額は、損害の区分によって異なり、損害の区分として政令で定められているのは「全損」「大半損」「小半損」「一部損」の4つである。