「普段負けているマシンで頑張ってみようかな。」


今回の訪韓は時間的に少し余裕があったので、いつもより多めにお金を持っていったので、普段と遊び方を少し変えてみようと思いました。


最初は準備運動がてら、他のマシン数台を回して少しだけ勝ちます。幸先良いです。


その後いよいよビール片手に今回主役となるマシンに座りました。


あっという間の出来事でした。2回回したところでいきなりマシンが止まり、画面には確か「Out of Service. $11,853」みたいな表示が出てました。


「あれ、いきなり故障した?」

と思った瞬間、周りから係員の方が3名ほど駆け寄ってきて、画面をチェックしたり写真を撮ったりしてました。


何が起こったのか訳もわからずいたところ、ふと「$11,853」というのを見て、ひょっとして他の誰かがお金を入れて遊んでいたのに気づかず間違えて回してしまったのではないか。そう思って係員さんに聞いてみました。


私「ひょっとしてこのマシンは他の誰かが遊んでいたマシンですか?」

係員「今このマシンであなたがプレイしていたんですよね?」

私「え。あ。はい、そうです。」


あ、大丈夫なのか。だとしたら、なんだこれは。・・・ひょっとしたら、ジャックポット???



私が思い描いていたジャックポットというのは、何かルーレット見たいなものが回って、超スペシャルな絵柄が3つ揃ったときに獲得できるものだと思ってました。ただ今回に関しては本当にいきなり突然起こったので訳がわからなかったです。席に座ってまだ2回しか回してませんでしたし。



係員「ジャックポットはランダムで決められるんですよ」


おお、やっぱりジャックポットだったのか!


なるほど。パラダイスグループでは国内4か所のカジノのジャックポットを広域システムで連動させていますが、ジャックポットはゲームの流れとは関係なく、本当にランダムで決められるというわけですね。


ところで私はいくら当てたんだ? 1万ドルということは・・・え、100万円くらい? すげー。


ただ、正直このとき、大金を当てた喜びよりも、この後の手続きや税金周りの心配をしてしまってむしろ不安が大きかったです。そもそもこのときジャックポットを引き当てたという実感も全然なかったですし。


その後住所、氏名、年齢、メールアドレス等、個人情報を書かされました。説明書きには英語と日本語が書いてあったので書くのは簡単です。ただ日本語で書いてもいいのか英語でないといけないのか(韓国語で)聞いてみたら、


係員(韓国語)「あれ、日本人の方ですよね?韓国語。。。」

私(韓国語)「はい、一応韓国語しゃべれるんですよ。」

係員(韓国語)「あー。日本語で書いてくださって大丈夫です。」


というようなやりとりがありました。


次に、写真撮影がありました。デジカメとポラロイド写真の2種類です。デジカメの方は多分内部記録用。ポラロイドの方は当選者がもらえるものです。私も1枚もらいました。写真を撮るときは例によって「Jackpot $11,853 Mr.あまちゃん 2018/../..」みたいなでっかいプラカードを持たされるので結構恥ずかしいです。


写真を撮られる間、かなり段取りが悪くて待ち時間があったので、係員の方がいろいろ聞いてきます。


係員(韓国語)「昨晩何か夢を見られましたか?」

私(韓国語)「特に。。。」


係員(韓国語)「本当に運がツイてましたね」

私(韓国語)「そうですね。。。」


私のせいで会話が全然弾みません(苦笑)。仕事以外の韓国語はちょっと苦手です。(涙)



その後いよいよお金の話しです。


係員(韓国語)「受け取りは現金にしますか?○○(聞いたことない単語だったけどどうやら小切手のことみたい)にしますか?」

私(韓国語)「現金で。」


ここは迷わず現金で。小切手とか面倒くさそうですので。


その後税金に関する説明です。要するに、韓国滞在が今日をさかのぼって1年以内に183日を越える場合は22%の税金が課されますが、そうでない場合は日韓租税条約で免税になるみたいです。


実際に免除の適用を受けるためには空港の出入国管理事務所に行って出国事実証明書をもらってこないといけない、みたいなことを言われました。(こんな紙をもらいました)



更に受け取るお金は税込みは税抜きかについても聞かれたので、今回は税抜きにしてもらい、後で出国事実証明書をもらってきて22%分を返してもらう方向で決めました。(なぜそうしたかというと、税込みで受け取ったのに後で手続きを忘れたりできなかったりすると脱税になってしまうからです)。ちなみに免税とは言っても日本で雑所得としての納税の義務はあります。


その後、別の場所(確かキャッシャーの前あたり)に移動させられた後に


係員(韓国語)「しばらくここで待っていてください。現金をお持ちします。」


とのことだったので、しばらくスロットをやってました。(気持ちが集中できないためか、全然当たりません)


10分くらいして


係員(韓国語)「お待たせました。現金をお持ちしました。」


と、分厚い札束を現生でいただきました。袋もなかったですが、ここでは袋なかった方がリアルに実感が湧くのでむしろ良かったのかも。税抜き後なので約800万ウォン、つまり5万ウォン札換算で160枚くらい渡されました。このときの正直な感想は、自国通貨でないとなんかありがたみがないというか、紙の束をもらったくらいの感覚です。もちろん頭では大金をいただいたというのはわかるんですが、あまりピンと来ませんでしたね~。多分日本の1万円札80枚だったら「おお、すげー」となってたと思います。


...ジャックポットが当たった時の免税手続き編に続く