働き方について考え始めると、
どうしても避けて通れなかったのが、お金のことでした。

帯同を決めたあとも、
すぐに辞めると決めていたわけではありません。
続ける選択肢がある中で、
「もし辞めたら、生活はどうなるんだろう」
という不安が、ずっと頭の片隅にありました。

まず考えたのは、
帯同することで増えるお金と、減るお金の整理です。

住居費、生活費、教育費。
今までと変わらないものもあれば、
増えそうなものや、逆に減りそうなものもありました。

私は普段、ざっくりですが、エクセルで家計の収支を管理しています。

なので、
4月からの収入と支出を想定した表を作ってみました。

収入が今より減った場合、
生活費はどうなるのか。
教育費や老後の積立は、どこまで続けられるのか。
それとも一時的に見直す必要があるのか。

数字として並べてみると、
漠然としていた不安が、
少しずつ「考えられる不安」に変わっていきました。

正直に言うと、
計算してみても、
不安が完全になくなったわけではありません。

それでも、
「すぐに生活が成り立たなくなるわけではない」
「致命的な状況ではなさそう」
という感覚は、少しずつ持てるようになりました。

お金の不安がゼロになったから、
辞める決断ができたわけではありません。

ただ、
何も分からないまま不安になる状態から、
考えた上で、不安が残っている状態には
変わったように思います。

働き方、暮らし、家族との時間。
お金はとても大事だけれど、
お金だけで決めきれる話でもありませんでした。

この頃から、
「お金が不安だから辞められない」ではなく、
「お金の不安も含めて、自分はどう選ぶのか」
を考えるようになりました。

これもまた、
正社員を辞めるかどうかを考える中での、
私にとって大切な一つの過程だったと思っています。