「これから、三人で時々会うようにする。そしたら、だんだん親しくなれるし、光の気持ちも変わるかもしれない。ねぇ、良くない?」
三郎くんが、めっちゃニコニコ笑顔で得意げに言った。
「二人では会うの難しいからそれだと自然かも。でもいいの?三郎くんにそこまでしてもらって何だか悪いよ。」
「気にすんなって。オレ、光にも変わってほしいと思ってんだ。ちょっと恐怖症になってるから。」
「恐怖症?光くんに何かあったの?」
私が不思議そうな顔をして訊ねると三郎くんが、ちょっと曇った表情をした。
「うん。光にはすごい慕ってた兄貴分の先輩がいたんだけど、先輩が好きな女の子が、光を好きになっちゃって光と先輩は絶交状態になっちゃってさ・・・」
「えぇぇ!?それで恋愛恐怖症になっちゃったの?」
「うん。光は、先輩のことすごい応援してたんだけど、そんなことになってかなり傷ついたみたいだよ。」
「そうだったんだ・・・」
まさか、そんな理由だったなんて。仲良かった先輩と恋愛が原因で絶交なんて辛過ぎる。何とか傷を癒してあげたい。そんな気持ちになった。