「あっえっとその、急に言われても・・・」
真剣な目で私を見つめてくる三郎くんに一瞬ドキドキして私は目を下にそらした。
「あはは、ごめん。いきなりびっくりするよね〜何か雪ちゃんのことオレが守ってあげたいなぁって気持ちになって。一緒にいても楽しいし。」
「う、うれしいよ。そうやって言ってもらえるの。だけど私、そういう風に考えたことなくて。」
「他に好きな人いるの?」
思わず頭に光くんの顔が浮かんだ。そして、初めて会った時の胸のときめきと一目惚れした瞬間の
気持ちを思い出した。
三郎くんが残念そうな顔をして、頭をポリポリかいた。
「わかった。・・・それってもしかして、光?」
「えぇえ!!何でわかったの!?」
私は、顔から火が出るぐらいほてって、赤くなっているのがわかった。
「あっはっはっは、わかりやすいなぁ、雪ちゃん。あいつ、かなりモテるけど、恋愛に今は興味ないらしいよ。」
「うん、わかってる。でも、片想いでもいいんだ。」
「健気だな、雪ちゃん。・・・あっそうだ!」
三郎くんが何かを思いついたようにそう言った。