公園に着くとそこにいたのは、確かに彼だった。サラサラの栗色の髪が、微かに吹く風になびいていた。

私は、どうやって声をかけようかずいぶん迷っていた。久しぶり〜!なんて言ったら馴れ馴れしいかな?やっぱりこの間助けてくれたお礼もまたちゃんと言わなきゃいけないよね。

私が光くんに声をかけようとしたら、急に後ろからギュッと抱きしめられた。

「雪ちゃ〜ん、久しぶりぃ!」

「きゃあっ」

聞き覚えのある声だった。

「田中くん登場☆」

私がおっきな声を出したもんだから、光くんがびっくりしてこっちを見た。

「こら、サブ!お前は、すぐそういうことするのやめろ。」

「だって雪ちゃんが、光になかなか声かけられなくてなんか可愛かったから。」

「もぉ、田中くん!びっくりしたじゃない。それより離して〜」

抱きしめられたのはびっくりしたけど、さっきまでの心臓が飛び出そうな程の緊張がなくなっていた。

「光〜お届け物届けにきたぜ〜ほら、ラブレター♡」

松山光くんは、学校ではモテるらしい。やっぱりそうかぁ。

「あ〜俺今そういうの興味ないからなぁ。サブちゃん、わざわざありがとな。」

「ったくいつもオレに渡しといてって言われるんだよなぁ。」

恋愛に興味ないのか〜でも、私はまた会えただけですっごくうれしかったんだ。

結局、三人で近くのファーストフード店でお茶することになった。