まさに、一目惚れだった。

ふと、地面を見ると生徒手帳が落ちていた。
どうやらさっきの栗色の髪の男の子のだった。

「松山光くんっていうんだぁ。」

風の噂で、彼の話を聞いた。この辺では有名な人で、どんな強いヤンキーが彼に勝負を挑んでもいつも勝つのは彼で、周りからは、恐れられているみたい。

だから、あのヤンキーは、松山くんを見て震えていたのか。すごいんだなぁ。

私は、放課後、彼の中学校へ生徒手帳を届けることにした。