節目を迎えて…


ご訪問いただき
ありがとうございます

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娘が不登校になりました

まとめ記事はこちら
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まさかうちの子が…
というよりは
この日が来たか

少しだけ覚悟をしていました
・・・
娘が自分と向き合う大切な時間
間違った判断はしない
そう信じて見守ります
パンダ
凡太家を
応援していただけたら
幸いです


不登校娘の最近の様子⑨はこちら

下矢印


卒業式当日の朝

5時過ぎに起きた娘

(いくらなんでも早すぎる)


トイレに行きたくて目覚めた

と言っていたけど

なんだかソワソワしたのだろう


進路が決まり

4月からの生活が見えてきたことで

前に進む気持ちが行動にも表れてきた


ただ


卒業式には出ると

決めていたが

午前中に執り行われる

式典への参加は

みんなの雰囲気を感じると

気持ちがザワザワするし

自分に

無理強いる

ことになるから

参加はしたくてもできない



自分の気持ちを落ち着いて

伝えられるようになったので


式典後に設けられた

不登校生のための

個別の授与式

参加することになっていた


個別の授与式は

不登校生を一堂に集めるものではなく

完全に個別に時間差で

対応してくださる


おそらく

今では珍しくない配慮なのだろう

(とはいえ先生たち…大変だわ




という
事情なので

早すぎる目覚めも
時間を持て余し


気づけば

夢の中へ

zzz


昨日から

正午には起きてね

とアラームをセットしていたが


ふたたび

起きれるだろうか


パンダ


クセのようにしてしまう心配

条件反射のようによぎる不安


もうこういうのは

やめたいのだけど

なかなか抜けきらない


アセアセ


自分で起きてくるのを待ったが


正午を過ぎても

起きてこないので


声をかけた

(内心…おそるおそる)


眠そうな声ではあったが

一度目で返事があり

すぐに起きて

身支度を始めた


久しぶり

というか


二度目に着る

冬用の制服


8ヶ月前に買い揃えた

転校先の制服

もう袖を通すことはないな


と思っていただけに

その姿が胸に沁みた


学校に通い続けられるように

転校をしたはずだった


けど


転校したことで

娘はようやく安心して

休むことができるようになった

(今ならこう思える)


そう思えるまでに

母娘ともに


まるで

深い深い

海の底で息もできずに

身を潜めて

苦しい時間を過ごした


悪いことなど

何一つしていないのに

罪悪感と不安で

いっぱいになっていた


色んな感情が込み上げる




校長室での授与式には
担任、学年主任など
学年団の先生方が
同席してくださった
(娘が承諾したので)


娘の現状をどこまで

共有されているかは

わからなかったが


先生方の

雰囲気から

心配をかけていたのだな

ということと


とても温かい気持ちを感じて

思いがけず

感動


淡々と卒業証書を受け取り

当たり障りのない挨拶をして

終わりを迎えられれば

それでいいと思っていたけど


その場の

優しく温かい空気に


涙が止まらなくなった母

も涙を堪えていた)


娘はカラっとした様子で

ニコニコと笑いながら

今までいっぱい泣いたので

もう涙は出ません



場の雰囲気を

和やかにしてくれた


あぁこの子は

こういう子だったな



エネルギーが

たまったことを実感した


辛い経験をした娘が

これまでと同じように

戻ることはない


小さな傷をたくさん受けて

それが致命傷となってしまうこと


そういうことがあり得ると

身をもって経験した娘


娘と同じ経験をしたとして

死を選ぶ人もいるだろう


それほど

辛い状態であった


もし同じことを経験して

傷つかない人がいるとしたら

それはそれで

心配な状態だと思う


わかりにくい

いじめを繰り返し受けて

それがトラウマになること


そんな経験は

しない方が絶対にいい


たいていの場合

学校の先生も


学校とは色んな人と関わって

人間関係を構築する場


というような


それっぽい言葉で

いじめられている側が

言い出しにくい雰囲気を

作り出しているから


娘のことで

小学校から先生たちと

お話をする機会は多くあった


その中で

これだけは言えるのは


そういう言葉で

苦しんでいる児童生徒の声を

閉ざす教師は

信用できない


わたしが思う

心ある先生や人間は

苦しい立場の人に対して

相手の胸のうちを

黙らせる言葉は言わなかった


信用できる先生も

いたからこそ


学校を敵視することを

したくはなかったし


それをしたとして

娘の傷が治るわけでもなく

余計に苦しむと思っていた


自分が何を大事にして生きるのか

どういう人を信用して関わるのか

そうい見極めができるように

なってくれたと

娘の不登校は教えてくれた


ひとまず

卒業という節目を迎えて

不登校生活が終わった


中学校卒業

おめでとう


4月からの高校生活が

どうなるかは

始まってみないとわからない


あと半月ほどは

羽を休めて

エネルギー補給をしよう




お読みいただき

ありがとうございました

パンダ
凡太