今日は、現在静岡市美術館で開催中の
メアリー・エインズワース
浮世絵コレクション
について紹介します乙女のトキメキ


たくさんの浮世絵版画が展示されて
いるのですが、これらはすべて
メアリー・エインズワースという方が
約25年にわたり集めたもので
アメリカ・オハイオ州大学の
アレン・メモリアル美術館に所蔵されています
本展では珠玉の200点を選りすぐって日本で紹介する初めての里帰り展です


時代ごとに5つに分類されていて
時代が変わると共に絵の特徴も変わって
いるのがよくわかりました


中でも私が印象に残った作品をいくつか
紹介していきます

まずはこちら
98 歌川国芳 『岩井粂三郎の禿たより』
アレン・メモリアル美術館蔵

この作品は輪郭の縁どり方が工夫されて
いてすごいと思った作品です
着物は太い線で縁どっているのに対して
顔の輪郭はぼやけるようにとても細い線
になっています
瞳と光彩を表現するために濃淡を駆使して
いるのも驚きでした😳

続いてはこちら
114 葛飾北斎 『富嶽三十六景 山下白雨』
アレン・メモリアル美術館蔵

葛飾北斎の『富嶽三十六景』の作品は
11作品ありましたが、どれも雰囲気が
違っていて面白かったです!
中でもこの作品は上の方の雲がぼんやりして
いるのに対して、下の方は暗くなっていて
右下にある稲妻が印象的でした
柔らかい線と強い直線が対照的でした

最後にこちら
151 歌川国芳 『大物浦平家の亡霊』
アレン・メモリアル美術館蔵

この作品は壇ノ浦の戦いが表現されています
上の方に大きくうねる波のなかに
シルエットで表現されている亡霊が
特徴的な作品です

波が描かれている作品は他にも
たくさんあるのですが、作者や時代によって
特徴があるので注目してみてください!


今まで浮世絵を詳しく見る機会はなかった
のですが、1つ1つの作品に説明があったので
色の使われ方や線の特徴、時代背景など
とてもわかりやすくて、面白かったです
色々発見もあり、夢中になって
じっくり見ていました😂

この浮世絵展は7月28日(日)まで
開催しています!

みなさまも是非静岡市美術館に
足を運んでみてください音符





あみクローバー