2、3年前から下の親知らずが見えてきて、だんだん親知らずと隣りの歯の間にモノが詰まるようになっていました。
まったく痛くはないのですが、歯のクリーニングに行った時に、親知らずが横向きに生えていて隣りの歯を圧迫しているので抜いた方がいいとのこと。
それから半年が経ち、また歯のクリーニングに行った時に、親知らずの隣りの歯が虫歯になりかけているので、早く抜いた方がいいとのこと。
夏に日本に帰省するので、その時に日本で抜こうと思っていました。
その方がだんぜん安いし。
そのまた半年後の歯のクリーニングに行った時に、早く抜いた方がいいとまた言われ、下の両方の親知らずを抜いて、保険を使って $200くらいみたいなので、アメリカで抜くことにしました。
虫歯もずーっとないので、歯の治療はうん十年ぶり!
しかもアメリカで…。
ちょっと緊張です。
いつも行っているクリニックの先生は手術ができないので、外科医が出張でそのクリニックに来てくれて手術をします。
なので先生とは初対面。
治療室に座って、術後の注意点が書かれた紙をもらって読んでみると、
・術後はアイスパックで患部を冷やす
・24時間はアイス、シェイク、スープ、だし汁くらいしか食べれない
アイス、シェイクってところがさすがアメリカ。
・2日目以降は柔らかいものなら食べれる
などと書いてあって、こういう紙は手術を予約した時に欲しかったな…と思いました。
術後に24時間もご飯が食べれないなら、手術前にもっといっぱい食べておけば良かったと後悔…。
親知らずを抜く前に、先生からの説明で、術後は腫れたり、青あざになったり、痛かったりするよ、神経のそばにある歯を砕いてのけるから、手術はコレコレこういう危険性もあるよ…みたいな事をいっぱい聞かされ、それを聞いただけで怖かったな。
まずはレントゲンですが、親知らずのレントゲンを撮るのは結構キツイですね。
口の一番奥まで器具を入れ込んできて、痛いし、オエッとなります。
その後は消毒をして麻酔。
親知らずの周りに7、8ヶ所麻酔を打ちました。
激痛ではなかったけど痛くて、もうこの麻酔だけで泣きそうでした。
2本抜くので反対側にも麻酔注射を7、8ヶ所。
麻酔が効くまで15分ほど待機。
麻酔が効かなかったら…!?なーんて恐ろしい想像もしちゃいましたが、麻酔は十分に効いてるようで、ちょっと安心。
さあ手術のスタート。
私の親知らずは両方とも横に生えていて、左はまあまあ見えていて、右はほとんど見えていない。
なので、歯茎を切ってから、歯を砕いて取り出すようです。
左の親知らずは割とすんなり取れた様子。
と言っても、歯茎を切ってゴイゴイに砕いて取っていましたけどね。
右の親知らずはかなり手こずっていましたね…。
グイグイ押され、ゴリゴリ削られ、それでもなかなか取れない様子。
ちょっと力ずくでやってる感もあって、先生の体重が私のあごか肩にのっかかっていましたよ。
唇は最大限に開いたまま。
さらに先生の持っている器具が唇に当たって、もう、唇が張り裂けるんじゃないかと思いました。
唇の不快感で先生の手を何度も止めてしまい、先生から、歯が痛いの?と聞かれ、
歯は痛くはないんだけど唇が…
と言うと、最後には、そんなのは我慢して!と言われてしまいました。
その一言で、精神的にまいってしまった。。
なんとか、かんとか歯は取れたみたいですが、その後の縫合は精神的にキツかったです。
縫合の際、舌を動かしてしまって、だいぶ邪魔したようで、先生がイラッとしている感がすごく伝わってきて、さらにチーンとなってきた私…。
痛くはないのに縫合の間、涙がボロボロ。
そして手術が終わったのにそのままパニックで泣きじゃくっていました。
看護婦さんにかなり心配されちゃった。
わたしって精神的に弱いな...と痛感。
この後、ツライつらい、術後生活を送ります。
ちなみに治療代は保険が50%カバーしてくれて、1本$175。
なので今回は2本で$350でした。
日本だと1本3、4000円ですよね?
旦那さんは虫歯になりやすくて、よく虫歯の治療をしていますが、1回治療するのに(2日に渡って)、$300くらいかかります。
私たちの入っている保険は、歯科と眼科以外はほぼカバーしてくれます。
妊娠、帝王切開で双子出産、出産後2週間NICU(保育器)で支払ったお金は$90だけでした。
ですが、歯医者は保険でカバーされてもなお高額です。
虫歯にならないように旦那さんにはしっかり歯みがきをしてもらわないと…。