ANN 6/18 vol.4
◆◆愛のプロローグ◆◆
愛のプロローグ リターンズ
僕は牧原ふくし。高校2年生。父親は野球チームの監督をやっている。
監督なんてゆうと響きがいいけど、僕の家はそんなに裕福じゃない。
にも係わらず、両親たっての希望で、僕はお金持ちばかりが集まる超名門高校にこの春から通わされていた。
超名門とはいっても、そこに存在していたのはひどいイジメ。
クラス中、学校中が一丸となって、ひとりの生徒をイジメ貫いていた。
それを裏で操るのが、世界的な金持ちの息子である法隆寺。
「暇だから・・・楽しいから・・・」それが法隆寺のイジメを行う理由だった。
僕はそんな法隆寺に係わらないようにしようと、クラスの隅で大人しくしていた。
だが、事件は起きてしまった。
僕が飲んでいたジュース、それを誤って法隆寺の服にかけてしまったんだ。
何度も謝罪した。
だけど、法隆寺は許してくれず、僕は一瞬にしてイジメの標的になってしまったんだ。
それまで、仲良かったはずの生徒達が、敵意むき出しで僕に襲い掛かってくる。
殴られ蹴られ、新しい制服はボロボロになった。
だが、そんな僕に救いの手を差し伸べてくれる人がいた。
ただひとりだけ・・・いた。
「間違ってるよぉ~~」
その声の主は、法隆寺と共にこの学園を牛耳る、
世界的な企業『金沢物産』の令嬢・金沢るいこだった。
彼女は僕に手を差し伸べてくれ、その場から救ってくれた。
そして、これが僕らの運命の出会いとなったんだ。
その日以降、僕と金沢るいこは、学校の非常階段で会うようになった。
誰も来ない、2人だけの場所。
僕はドキドキしていた。
そんな日々が何日か続いた頃、金沢るいこは僕に言った。
「みんなに内緒で、つきあっちゃおうか」
その言葉、衝撃以外の何ものでもなかった。
でも、正直うれしかった。
僕も同じ気持ちだったからだ。
金沢るいこは、驚いている僕を置き去りにして、その場を去って行った。
僕は呆然と、その背中を見送ることしかできなった。
あの日から数日、いつもの非常階段に、金沢るいこは姿を現さなくなった。
クラスにもいない。
学校中、どこを探してもいなかった。
「あの言葉はいったい、何だったんだろう」
僕は苦悩する毎日を送った。
そんなある日、あの紙が僕のロッカーに貼られた。
例の赤い札ではなく、こちらの紙には「階段に来い」と書かれていた。
僕は言われた通り、非常階段へ向かった。
すると、そこには、金沢るいこがいた。
そして、るいこは僕に封筒に入った手紙を差し出してきたのだ。
「ラブレター・・・」
そう思い、僕は笑みを浮かべると、るいこは首を左右に振った。
聞けば、これは法隆寺へのラブレターだと言う。
僕は驚いた。
「だとしたら、あの日のあの言葉は嘘だったと言うのか」
驚く僕にるいこは笑みを見せた。
そして、
「あんなの、冗談に決まってる」
そう言い放ったのだ。
意気消沈しながらも、僕は法隆寺の元へ手紙を届けた。
答えはノー。
それを伝えると、るいこは寂しそうに笑ってこう言った。
「ほんとに好きになった人とは、絶対に上手くいかないみたい」
その寂しげな表情を見て、僕は決意した。
「金沢るいこを幸せにできるのは、法隆寺じゃない。この、牧原ふくしだ!
絶対、おまえを幸せにしてやる」
そして、この恋の続きはファイナルで・・・。
ふくしは待ってるぜ!
ARASHI 『Love so sweet』
ARASHIで『Love so sweet』をお聴きいただきましたぁ。
とゆうことで、今夜も愛のプロローグをお送りしましたが、
愛プロちょっと久しぶり・・・じゃないすか?先週やったっけ?
ま、リターンズだしね。初の試みですよ。
真央ちゃんのためにね、説明しておきますと
うん
これはね、例えば女性のちょっとした優しさを自分への愛情だと勘違いしてしまったとか
うん
勘違いな恋のお話を、小栗旬が朗読するとゆう、いわばノンフィクションのコーナーなんですけどもね
うん
ただね、最初こそ勘違いな恋のお話をしていたんですが、
何回もやるうちにね、徐々に脱線していって、
今ではリスナーからきたお題に沿って、ありもしない話を捏造するコーナーになってしまったんですねぇ。
フフフ(笑)
ここ最近はね、このコーナーが無かったので、もう終わったのかなと思ってたら
リターンズとか言いやがって。
フフフフ(笑)
今日やるなら絶対ファイナルだろうと。
あ、そうじゃん。今日ファイナルでいいじゃん!・・・え?
ヘヘヘヘ(笑)
リターンズ。スタッフ的には、ファイナルまだまだ先と。知らないよ、そんなの(笑)
フフフフ(笑)
もう最近、もうほんとにこのコーナーの名前は変えたの。
これ『愛のプロローグ』って言ってんだけど
うん
いちお俺の中ではね、『三枝くんの独りよがり」ってゆう
フフフフフ(笑)
そうゆうね、テーマで
大丈夫ですか?
メールがきてると。東京都のラジオネーム・ナツコさんからね?
小栗さん、こんばんは。
今日は真央ちゃんが来るとゆうことで、ぜひ花男っぽい話を聞かせてください。
内容は自由に発想すればいいと思います。
でも、ファイナルをぜひ見たくなるような内容に仕上がってると嬉しいです。
完全、間違ったなぁ。
ハハハハ(笑)
なぁ。
えー
どの辺が花男ぽかった?ちなみに。
どの辺?
うん
だって、法隆寺だよ?
フフフフフフフフ(笑)
フフフフフフ(笑)、法隆寺って。
法隆寺ね、いいね
うん。でもあらすじ的には
うん
花男のあらすじなんだけどね
そうですね
うん
今まで、花沢類がゆってきたセリフを井上真央がゆうってゆうね。
「間違ってるよぉ~んぉ~んぉ~んぉ~ん」
「間違ってるよぉ~んぉ~んぉ~んぉ~んぉ~んぉ~ん」
あれはね、すごいね
奇跡の言葉ですよね
奇跡
奇跡のセリフです
何度見ても笑えるもんね
あれ、奇跡のセリフですよ、ほんっとに
ハハハハ(笑)、うん
あそこでなぜ、エコーをかけたのか
フフフフフ(笑)
ね?ヤマム
ヤマムね?(笑)
山室監督がね
えぇ(笑)
あれには賛否両論いろいろありましたけどもねぇ
うん
うん?えー賛否両論いっぱいでしたよ。しかし、それを押し切ってね、あそこまで作った山室監督
あれはすごかった
うんーすごかった。あれ、伝説的なセリフになりましたからね
うん
うん
ねぇ
いまだに、ね?花より男子の例えば打ち上げとか
フフフ
みんなで集まってお酒飲むときとかに、俺が「間違ってるよぉ~」ってゆうと沸くもんね
沸くね(笑)
会場は
うん。「フゥー」ってなる。
「フゥー」ってなる。うん。そゆものですよ。
うん
ね、あのー・・・まぁでもね、こんな事でね、こちらのね、ラジオネーム・ナツコさんは
フフフフ(笑)
「ファイナルをぜひ見たくなるような内容に仕上がってるとうれしいです」
なに?三枝くんから、「劇場でふくしは待ってるぜ」このセリフでファイナルが見たくなると。
おまえ、バカだろう
ハハハハ(笑)
完全に、ハハハハ(笑)
ちょいちょい思ってたし、ぼちぼちゆっていこうとは思ってたけど、
おまえバカだろう。フハハハハハハハハ(笑)
まぁね、そんな三枝くんの
うん
事でしたけど、いかがでしたか?
え?でもこれほら、類のセリフにあるセリフだもんね
うん、そうそうそう
そうそう
うん
なんか、まぁ
ゆったねぇ、こんなセリフねぇ。「みんなに内緒で、つきあっちゃおうか」とかっつってね
ね、ゆったね
ねぇ
あったねー(笑)
うん。あれ、なんの時だっけなぁ
あれねぇ、あのー静香さんとこから帰って来て
うん
ちょっと、こうなんか、変わっちゃった花沢類の時だよ。
あ、そうだそうだそうだそうだ(笑)
真央ちゃんの手取って
そうそう(笑)
「俺が守ってやるよ」とかってゆった時だよね
そうだっけ?
ちがうちがうちがう
ちーがーうよ(笑)
ちがうちがうちがうちがうちがう
ほんとさ、いい加減
ちがうちがう。だ「大丈夫、俺がいるから」みたいな、そんな感じの事言ったじゃん。道明寺がなんか
「大丈夫、俺が守るから」でしょ?
あ、そうだそうだそうそうそうそうそう・・・
うん
それの事もゆったよ
そうだっけ
そう
そん時だっけ?
そん時だよ。そんでその後、その後非常階段だよ
そっか
俺でも、意外と自分のね
うん
①で好きなところはね
うん
あの、ハンチングを初めて被った時ってゆうね
ハンチングね(笑)
うん
あの、白いハンチングだよ?
そう。あれ以来、ハンチングなんか2度と被らなかったけど(笑)
ハハハハ(笑)、なんで?(笑)
なんでだろうね。でも、お兄ちゃんね
うんうん
あのーえー・・・
持ち道具の?
持ち道具の宮崎さんがね
うん
「今回、花沢類に、ハンチング持ってきたから、小栗くんどうかな?」みたいな
うん
「お、ちょっといってみようよ」なんつって
うん
被って。で、顔ちょっと傷だらけでさ
隠して
「どうしたの?」なんつってね
うんうん
でもなんか、「あれだよ・・・」なんつって
うん
で、無理やりキスしようとしたら
そうそう
ここ痛い所、真央ちゃんにキュってやられて
うん
「イテテテテテ」っつって
なるとこねぇ
そう。あそこは男前ですよ。あそこの花沢類は。
あそこねぇ
うん
「手間がかかるよ」ってね
そう
「牧野も」っつって
「司も」っつって
ねー!類おいしいね、やっぱー
類は・・・ごちそうさまです!
ッハハハ(笑)
えぇ(笑)
ほんとだよぉ(笑)
いただき所とゆう所は、だいたいいただいていきましたね
ほんとに
えぇ
かっこいいよね、やっぱね
ありがとうございます。真央ちゃん、ほんとにね
うん
つきあっていただいちゃって
はい
ありがとうございました。こんなね『愛のプロローグ』、初ですよ。リターンズで。
ほんと?うん
ついにね、僕以外の人が係わってくるってゆう。これ新しい始まりですよ。
うん、よかった
うん
係われて。
どうもありがとうございます
いえ
さぁ、そんなわけでね、今後も機会があれば朗読していきますので、
みなさんの勘違いな恋バナを送ってください。
ほんとにちょっとお願いだから、勘違いな恋バナ送ってほしいな。うん。
基本的にはただの幸せな恋愛話ではなく、愛や恋とゆうものを履き違えた勘違いな恋バナを待ってます。
メールアドレスはすべて小文字でoguri@allnightnippon.com
ハガキのあて先は〒100-8439 ニッポン放送 小栗旬のオールナイトニッポン 『三枝くんに独りよがり』の係まで、たくさんの愛プロ、お待ちしていまーす。
CM