ANN 3/12 vol.4 | キロクブログ

ANN 3/12 vol.4

さぁ、冒頭でお話したパワースポット関係のね、メールがきてるのでご紹介。

富山県ラジオネーム・ペイ。

メール僕はこの世界の分野については得意です。

1番身近なパワースポットは、産土やしろ、産土しゃ、と呼ばれる神社です。(産土社)

自宅に1番近い神社や、自分が生まれた場所から1番近い神社です。

これは短時間でも確実に効果があり、最近では一般的にも注目されています。

また、疲れた体を癒すには、松の木が密集しているところがいいですよ。

と。ふーん・・・なんでこれ、産土・・・産土しゃか産土やしろて言うんだろうね。・・・うーん。

ねぇ、うぶ、うぶは産まれたとかってそうゆうことなのかなぁ。

へぇーちょっと行ってみようかなぁ。

自分の自宅に1番近いとこかぁ、自分の生まれた場所から1番近い神社・・・

なるほどね。


さ、続きまして、ラジオネーム・ユキネェから。

メールまじで勧めるとしたら、京都の貴船・鞍馬でしょうか。

あそこはかなり、パワー強いらしいですよ。

知り合いのヒーラーさんから聞いた事があります。

うーん。貴船と鞍馬もだいぶ気になりますが、知り合いのヒーラーさんが1番気になりますねぇ。

ヒーラーさん、何者でしょうか(笑)

(ジングルスタート)

ぜひ、待っております。ヒーラーさん。


CM


愛のプロローグ

愛のプロローグ

あれは、3月に入ったばかりのある晴れた朝

部屋の窓を開け、晴天の空を見上げていると

それは突然、落ちてきた


風に乗って、ひらひらと舞あ舞い降りる1枚の布切れ

目の前にポトンと落ちた時、その正体がわかった


それは、おパンツ

しかも女性用


僕の上の部屋には、23・4歳の女性が住んでいる

以前、引っ越してきた時に挨拶を交わし、お互い顔は知っていた

落ちてきた場所から想像するに、彼女の物である事は間違いなかった

だが、前日から降っていた雨のおかげで、地面はぬかるみ、おパンツは泥にまみれ、

無残な姿になっていた

僕はしばらく呆然としたあと、おパンツを慌てて拾い上げた

そして、そのまま階段を駆け上がった

インターフォンを鳴らすと、彼女がすぐに出てきた


「あ、あの・・・お、落し物です。ちょ、ちょっと汚れちゃいましたけど・・・」

僕がそう言うと、彼女は唖然とした表情を浮かべたあと、

「どうも」とだけ言って、僕からおパンツを取った

そして、それ以上は何も言わずにドアを閉めてしまった


僕は、自分の部屋に戻ったものの、どうにも納得がいかなかった

落ちてきたおパンツを拾ってあげたというのに、あの態度

怒っているような、迷惑のような、なんともいえない複雑な表情をしていた


僕は考えた

もしかしたら、僕の方にふてぎが不手際ががあったのかもしれないからだ

でも、この日は結局、その答えを見つけることができなかった


翌日になり、僕は昨日のモヤモヤを引きずったまま窓を開けた

夜中に、また雨が降ったらしく、地面はぬかるんでいた

でも、空は真っ青。気持ちのいい朝だった


すると、そんな空にまた1枚のぬれ布切れが見えた

おパンツだ


ゆっくりひらひらと降りてきて、やがて僕の足元に落ちた

もちろん、またも泥が付いてしまった

だけど、僕はそれを拾い上げた瞬間、昨日の答えがわかった

彼女は、僕が泥を付けたまま返したから、あんな顔をしたんだ

もしかしたら、僕が泥を付けたと思い込んでいるのかもしれない

だとすれば、やることはひとつしかなかった


僕は急いでスーパーに行き、デリケートな下着を洗うのにぴったりな洗剤を手に入れた

そして、家に帰ると、シンクに水をはり、丁寧に手洗いをした

しかも仕上げにアイロンまでかけて

まるで、新品のようなおパンツができあがった


「よし、これなら大丈夫」


僕は再び、階段を駆け上がった

インターフォンを鳴らすと、彼女はすぐに出てきた


「今日も、落ちていましたよ」

自信満々だった僕は、満面なえびを浮かべながらそう言った


でも、悲しい出来事がおきた

彼女は昨日と同じ態度をとったのだ

ドアが閉められた後、僕はしばらくその場を動けなかった

「いったい、僕のなにがいけなかったというんだろう」

だけど、その答えはまたも翌日に出た


3日連続で空を見上げていると、おパンツがまたも落ちてきたのだ

でもこの瞬間、僕は気付いた

彼女はわざとパンツを落としている

素直に気持ちを伝えられない彼女が、わざとおパンツを落とす事で興味をひき

僕との接点を作ろうとしている

だから親切におパンツを返してしまう僕に、あんな態度をとったんだ

きっと、僕がおパンツをこのまま保管しておく事で、彼女の方から僕の部屋を訪れ、

それをきっかけに、僕のチェリーを狙ってるんだ

はっはぁ、そうか

これは黄色いハンカチならぬ、白いおパンツの恋物語なんだ


こうして僕は、彼女のおパンツを大事に抱え、今なお、彼女がやって来るのを待っているのです


はぁ・・・こんな形で始まる愛って、本当にあるんですね


スピッツ 『ロビンソン』


ということで、今夜も『愛のプロローグ』お届けしましたが、これはちょっぴり恋に鈍感な、もしくは恋というものをはき違えているあなたからのメールを朗読していこうという企画です。

の、前にまず三枝くん。

ちょーっと今日、「布切れ」とかさぁ、ちょーっとさぁ、声に出していざこのペースで読んでみたら

ちょっと噛み過ぎちゃった、俺」っていうところが、あの、ありましたよ。

盛り上がったところで噛んじゃったみたいな。

すいません。もう少し勉強します。


さぁさぁ、そしてね、今夜の話は千葉県のヨウヘイさん。27歳から頂いたと。

こちらのメールですね。千葉県のヨウヘイ。

エミリオ小栗さん、こんばんは。

先日、自宅アパートのベランダに、上の階に住む、女性の下着が落ちてきました。

返していいのかもわからず、対処に困っています。

小栗さんだったら、どうしますか?

あれ、ちょっと待って(笑)

ん?質問してるなぁ(笑)

そして、ちょ待って。件名『小栗旬に千の質問』って書いてある(笑)

ちょっと待って、三枝くん。『愛プロ』にきたメールじゃないよねぇ、完全に。

そしてぇ、ヨウヘイはぁ、先日、自宅のアパートのベランダに、上の階に住む女性の下着が落ちてきたことに対処に困りぃ、僕に質問してきてますけどぉ(笑)

そっから、こんな話作っちゃった?

そして、あんた俺におパンツって何度言わせんだよ!えー!?

おパンツおパンツおパンツおパンツ、え!?

でもねぇ、自宅のアパートのベランダに、上の階に住む女性の下着が、もしも落ちてきて、その女性の事をもしも知っているんだったらね、どんな方か。

間違いなく俺は、食べてかぶるね。

食べる。うん。

あの、フォークとナイフでちゃんとこう切って食べる。フフ(笑)

返さない、返さない。

全部飲んじゃう、飲み込んじゃうよ。うん。

わかってる人なら。

俺だったらね。フフフフ(笑)


さぁー今夜もねぇ、ノンフィクションのはずでしたけどもぉ、こんな感じになりましたがぁ

そんなわけでね、今後も毎週朗読していきますので、みなさんの愛のプロローグを送ってください。

ただの幸せな恋愛話ではなく、愛や恋というものをはき違えた、勘違いな恋バナを待っています。

文章は番組サイドで作りますので、大筋だけでも構いません。

ただし、脚色される場合がありますのでご了承ください。

さらに、別のコーナーあてに送ったメールが、このコーナーで勝手に採用される可能性もありますのでご注意ください(笑)

ちょっと待てや!えー!(笑)

脚色までは、ま、我慢しよう。ね?

違うコーナーに送ったメールを、勝手にこの話にすんな!(笑)

そしてさぁ、ヨウヘイくんはさぁ、パンツ落ちてきて困ってんだよ。恋始まったわけじゃないんだよぉ。

おかしいじゃろがい。え!

そして(笑)朗読の後に流れる曲のリクエストも一緒に書いて送ってください。

あれなんだっけぇ、そうだ!(笑)

ほんとはさぁ、だってぇ、毎回、前回、前回、前回言ったかなぁ。前々回くらい?

あのぉそのぉ・・・ちゃんと、こちらで取材もしたいので、電話番号も書いてくださいみたいな事書いてあったのに、今回から無いじゃん。

も、取材はしないよ。僕が全部勝手に作るよ的なさ、思いがさ、えぇー三枝くん。

まぁ、ね。いいコーナーになればいいですよね。


さぁ、メールアドレスはすべて小文字でoguri@allnightnippon.com

ハガキのあて先は〒100-8439 ニッポン放送 小栗旬のオールナイトニッポン 『愛のプロローグ』の係まで。

たくさんの愛プロ、お待ちしていまーす。


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