私が言った通り、
なんの音もしない真っ暗な部屋で
黙って座っている長男がいました。
・・・。
とてもかわいそうな気がしました。
※今日のお話は少し前のお話です。
※今はこの時より元気になっていて
※心配なく大丈夫です。
眠ることができずに
夜中に起きてじっとしている。
そんな日が続きました。
私は、何か心配なことがある時は
最悪な状態を想定するように
しています。
長男が夜遊びに出ていて
なかなか言う事を聞かなかった頃は
万引き、たばこ、補導、くらいはあるかも。
そして、蹴られたり、物を投げられたり、
故意ではなくても、はずみで
私の骨が一か所折れることもあるかも。
そう思っていました。
そのような考え方で行くと
このころ私が心配していたのは
長男が死んでしまう事でした。
真っ暗な中に一人でいると
数時間がとても長く感じるだろう。
淋しい気持ちになることもあるだろう。
ふと、生きている意味が分からなく
なってしまうこともあるかもしれない。
そう思っていました。
「何にもすることがない。」
という長男に
何にもすることが無い時なんて
本当に幸せな時だよ。
仕事が始まるとやりたくなくても、
やらないといけない。
やらないと生活が出来なくて、
やりたい事なんて何にもできない。
そんなときが来るから、今、
子どものうちになんでもやった方が良いよ。
そんなことを話しました。
遠くから友達やいとこが遊びに来た時に
連れて行ってあげれる場所を見つけておく。
そのために、地元のいい所、美味しいお店
探していってみたら?
今の気持ち、今日やったことを書いてみたら?
同じような気持ちの子がいっぱいいると思うし
後から見ると、今がいい思い出になるよ。
「うん」と返事はするものの、
なかなか気持ちは動きません。。
ひとりで置いておくのは心配なので
リビングのソファにねせていました。
私もリビングで寝たりしていました。
ある日、夜中に目覚めると
真っ暗な中で横になっていた長男が
「僕はさ、死にたいとは思わないけど
生きていても何にもすることがない。。。」
と言いました。
お金がある限り、ご飯食べに行こう。
もったいないと言わずにリビングに
暖房をつけて寝かせてあげよう。
私が眠れなくて、仕事の時間がとれなくても
一緒にお茶をのもう。
そう思いました。
※今日のお話は少し前のお話です。
※今はこの時より元気になっていて
※心配なく大丈夫です。


