それからも長男は、R君と遊びました。
でも、少し冷静になった目でみて
私の話したことを頭に置いた中で
遊んでみたのだと思います。
すごくよく見えていたお友達を
冷静に、いい所と悪いところに
分けてみれるようになり
実際は合わないところもあった。
今まではそれに気づかなかったけれど
冷静になると違いを感じるようになった。
長男は詳しく話しませんでしたが
あるとき私の車に長男とR君、お友達の
3人が乗っていました。
R君とお友達がお腹が空いたと言うので
私は車の中から食事が出来そうなところを
探しながら走りました。
でも、長男がうるさく条件を出します。
疲れたけんおりたくない。
ドライブスルーだったらいい。
それは食べたくない。
などなど...
結局食べるのにちょうどよい
ドライブスルーは見つからず
そのままお友達を送りました。
お友達が下りてしまうと長男が、
すごくお腹すいた。
ドライブスルーじゃなくていいから
何か食べたい。
と言います。
疲れたから降りるのが嫌だといったけれども
実際は一緒に行くのが嫌だったようです。
私の車に子ども三人が乗っている。
この場合、食事に行くと
私がお支払いをする流れになります。
それなのに
お腹が空いた、ご飯食べたいなどと
お友達の方から言うのはおかしい。
そんな気持ちだったのでしょうか?
Rくんは時々そういうところがあるようで
長男もよく「俺の分も買って」と
言われていたようです。
俺は嫌な時は嫌って言うけんいいけど
いっつも買わされよるやつもおる。
そう言っていたことがありました。
それが原因でR君とほかの子が
喧嘩になってしまったこともありました。
最初はお金を持ってないから仕方ないと
出してあげることもあったようですが、
なにか違和感を感じることがあったのでしょう。
自分にできないことまでを
人の力を使ってまでやろうとは思わないし
そんな事するひとは好きじゃない
というようなことを言っていました。
R君のことだとは言いませんでしたが
私の頭にはR君が浮かびました。

