それは帰省をした夏に、自分で編んだかぎ針のバッグを義母に見せたことが始まりでした。
毛糸の山を引き継ぐきっかけ
義母の仕事は、ニットデザイナーの作品を作る編み子さん。ただの編み子さんではなくて、原宿に通いデザイナーさんと打ち合わせをして、製図を引き見本を編んで、抱えている編み子さんたちに締切日までに作品を作ってもらい商品として納めるという仕事を30年以上していました。
それだけでなく、義母は北野武さん着用のCM撮影のセーターを編んだり、紅白歌合戦のアーチストのニット衣装製作にかかわったりと、すごいんです。ただ最後は、関連したニット会社からの代金支払いがお金ではなく毛糸になってしまい、それが母の引退を決意したきっかけになりました。ひどい話なんですが、その倉庫いっぱいの毛糸の山をわたしが引き継いたのですから、何がどうなるかわからないですね。
ジュート黒バッグ
義母から何年か前にもらった黒白ミックス麻糸、ずっとあるのが気になっていて、夏に流行っている麻ひものバッグを編むことにしました。
それだけではとても細いので、100均のジュート糸とひきそろえて、上の方にストライプをジュートの黒糸で入れてみました。
材料
- 黒白ミックス糸
- カラージュート茶色
- カラージュート黒
- 金ラメ
- かばんのもち手
作り方
- 基本色は黒白ミックスとジュート茶の2本取りで、底から。底は初心者でも簡単な長方形で30×10cm、細編み。
- 底の長方形をぐるっとひろって、上へ上へとひたすら細編み。
- 15cmのところに黒ジュートと金ラメ糸をひきそろえて3段細編み、2段基本色。
- バッグのふちは、黒ジュートと金ラメで1段、細編み。
- バッグの持ち手は、黒ジュートと金ラメで、規則正しくくるんでいく。
- 持ち手を付け、市販のコサージュを付けて出来上がり!!
義母の毛糸たちを受け継ぐきっかけになった、バッグです。
茶色の麻の感じと黒白ミックスを混ぜたせいか、秋冬まで使えそうな雰囲気になり、お気に入りです。
とにかく、世界でひとつしかないバッグですので、これがハンドメイドの醍醐味でしょう。
熟成するまでゆるーりと
私は、小学生からかぎ針を握り、編みぐるみから始まり、セーターとたくさん編んでいました。子育て中はお休みしていたのですが、子どもも巣立ったので時間が、やっとまたその時間が、できたのです。
義母の毛糸たちは何に編まれていたのか、さっぱりわかりません。毛糸の素材、色、太さをじーと見て、ひらめいたら編み始めます。形になってもピンと来なかったら、編むのをやめて置いておいて、またひらめく時間を待っています。
熟成ですね。ゆるーりと編み物開始です。




