おはようございますニコニコ

 

 

書きたいことが

たくさんあります。

 

今日は

アラスカで出会った日本人女性

のお話をします。

 

イギリスとは関係ない話ですみませんあせる

 

その女性との出会いは

とても印象的で、

いつか必ず書きたいと思っていました。

 

うまく書けるかな。。。

 

 

 

 

 

 

 

私は、2019年8月末、

イギリスでの留学を終えました。

 

だけど

 

日本に帰る前に

どうしても

行きたい場所がありました。

 

それは

 

アラスカです。

 





私は

20歳頃からずっと、

星野道夫さんという、

アラスカの自然や野生動物を撮る写真家が

大大大好きで、

アラスカに対する憧れが

強くありました。

 


何度かアラスカの旅について

調べましたが、

なんせ土地がめちゃくちゃ広いので、

旅をするには

車が欠かせないようでした。

 

だけど私は

ペーパードライバーなので

海外で運転なんて怖くて

絶対にできません。

 

 

どうしよう。。

 

行きたいけど

一人では、いけないな。。。

 

 

運転してくれる人が

いないと、、、

 

 

一緒にアラスカに行ってくれて、

運転してくれる友達、

いないかな。。。

 

 

遠いし、

 

運転大変だし、

 

長時間、私と過ごすことが耐えられそうな人、、

 

しかもアラスカに興味がある人、

 

なかなかいないよね。。。

 

ショック

 

 

 

ぼんやり考えていたら、

 

 

 

 

 

 

あ!!!!

 

 

いる!!!!!!

 

 

!!

 

 

 

ひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

 

 

 

 

カナダで出会った

一人の

日本人の友達を思い出しました!!!

 

 

あの人は確か、

 

長距離の運転が好きで、

星野道夫さんのことも好きで、

いつかアラスカに行ってみたい、と

言っていた!!!!

 

しかも優しい人だ!

 

しかも

長いお休みも取れそうな仕事をしている!

 

 

 

はい、

 

即、

連絡。

 

 

 

事情を説明。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしたら、

まさかまさかの!




一緒にアラスカに

行ってくれることになったんです

びっくりびっくりびっくり

 

アップアップアップアップアップ

 

 

ひゃ〜〜〜!

 

嬉しくて嬉しくて

飛び上がりました!!

 

ついに、


ついに、、、、

 

私、アラスカに行けるんだぁ

えーんラブラブラブラブラブラブ

 

 

嬉しいよう。。

 

 

この瞬間、すでに

感動の涙が流れました。

 

 

奇跡的に、

二人のスケジュールが合い、

9日間のアラスカの旅が

実現したのでした。

 

 

すごいですよね。

 

大人になると、

仕事があるし、なかなか

予定って合わないですよね。

 

 

 

でも

 

 

願えば叶う。。。

 

怖いくらいに

スムーズに叶う。。。えーんラブラブラブラブ





ありがとうございます〜〜〜 

 


(野生のクマ)



(くまの親子)



(野生のカリブー)


 





 

 

 

 

 

 

 

このような経緯で、

私は

アラスカに行きました。

 

 

で、

本題の、女性のお話です。

(前置きが長くてすみません)

 

 

 

 

アラスカといえば

デナリ国立公園!

 

ご存知ですか?

 




(写真を見るだけでも思い出して泣きそうになる。本当に素晴らしい旅だった)


 

 

星野道夫さんの本の中でもよく登場する場所で、

もちろん行ってきました!



この場所で、

その方と出会いました。



 

デナリ国立公園の

インフォメーションセンターには

小さな博物館のような

周辺の環境や、生息している動物や、アラスカでの暮らしや歴史が

展示されているコーナーがありました。

 

私はそういうの、好きなので、

友達がパソコンで仕事をしている間、

真剣に

その博物館を楽しんでいました。

 

そしたら、

パッと目が合った

一人の女性。

 

 

あ、この人は、昨日、

デナリ国立公園でハイキングしてる時に

見かけた人だ!


ご主人と、小学生くらいの子供二人とで、

家族四人で幸せそうに過ごす姿を

私は昨日、みていました。

 

 

目が合った時、

私は笑って軽く会釈をしました。


 

こんな場所で

日本人に会えることも珍しいので

嬉しいですしね。

 

 

そしたら、その人も

笑い返してくれました。


 

「素敵な人」と思ったので、


 

「昨日、ご家族でハイキングされてましたよね

 

家族でデナリ国立公園に行くなんて素敵だな〜、

と、羨ましくみていましたほっこり


 

と声をかけました。

 


 

そしたら、

その女性は、

ご自身の話を

始めてくださいました。

 


私は、

「へ〜〜〜!

そうなんですか!」

興味深く聞いていました。

 

 

 

そしたら、

 急に、

 

その女性、涙目になって、

ご自身の今の苦しみを

小さく漏らすように

語り始めたのです。

 

 

私は、少々驚きました。

 

 

 

ここは、

アラスカ。

デナリ国立公園。

人が行き交う博物館の中、

数分前に出会ったばかりの

ただの旅行者同士。


 

そんな状況で、

明らかに自分より若い

金髪の名前も知らぬ女子に

立ち話で、

涙を流しますか?

 


そんな大切な

ご自身の心情を

話そうと思いますか??

 


 

私は、目の前で起きていることに

驚きながらも、

彼女の話を

ただ頷きながら

聞きました。

 

 

 

駐在妻として、

アメリカの、

ロスかサンフランシスコか忘れましたが、

気候のいい場所にお住まいで、

家族四人暮らし。

 

ご主人とは日本にいる時に出会い、

社内恋愛だったそうです。

 

背が高くてスラッとしたご主人で、

お子さんも可愛い男の子と、女の子。

 

お休みの日は家族で旅行。

 

誰が聞いても

とても羨ましい、

幸せな生活に見えるんですが、

 


彼女の心は、

限界のようでした。

 


「お願い、助けて。。」


と、叫ぶ

彼女の心の声が私には聞こえました。





 


 

 

それは、彼女が

本当の自分を

押し込めていたからです。



愛する家族がいて、

友人とランチやお茶をする、

そんな日々が

楽しくないわけじゃないけど、

なに不自由もないのだけど、

 

「もう、どうしようもなく

心身が腐って行く感覚がする、、」



と。


「心身が、腐っていく、、」



私はその言葉に驚き、

頭の中で

その言葉がぐるぐるとまわりました。





彼女は、旅行先などで、

やりたいことをやっている人を見るたびに、

羨ましくて、

「自分ももし、

違う道を選んでいたら、

情熱を傾けられる何かに

出会っていたのかな。。」


と、考えて、

いつも苦しくなる、、

 

と話されました。

 

 

「あなたのように、

私も若い頃に旅に出たかった。

そしたら、もっと

人生は変わっていたかもしれない、、

と思うの。」

 

と。

 

 

私はなにも答えられず

聞くことしかできませんでした。

 


 

聞いていると、

彼女は本当は、

何かやりたいことがあるようでした。

 

だけど、

始められない。

 

長い間、

なにもしていなかったので

今から何かを始めることがとても不安だと。

 


それに、

そのやりたいことが

本当に自分に向いていることかもわからないし、

できるかどうかもわからないので、

やれないんだと。

 

 

私はなんと言っていいかわからず、


ただ

 

「今からでも遅くないんじゃないですか」

 

と言った。

 

「あなたがあなたらしくいることが

ご家族の幸せでもあると思うので、

少しでもやりたいと思うことがあるのなら、

小さくても

始められてはどうですかほっこり

 



なんて、

 

生意気なことを

口走りました。

 

 

 

 

しばらく話した後、

 

彼女は

優しい笑顔を見せて、

 

「お会い出来て良かったです。

旅を楽しんでくださいね。」

 

といってくだっさり、

私たちはお別れしました。

 







 

 






 

 

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

亜実