ハザード出して、車停めて

降りていったが


追突した方の運転手は

私から目を逸らしたまま。


すると、私の車を避けて走り出す。



え?嘘でしょ?



少しして、ぶつかってきたオバサンが

こちらに徒歩できた。



ふつうならこういうはず。



ごめんなさい。


お体大丈夫?


車、傷は?


とかね。


呆然とする私に、オバサンは

こう、言い放った。