2013.7.16 14:00 サンスポ
次世代スターの一人として、日本でも人気急上昇中の俳優、チェ・ジニョク(28)。2010年ドラマ「パスタ~恋が出来るまで~」で顔を知られるようになった彼は、その後、「大丈夫、パパの娘だから」で主演を務め、「ロマンスが必要」「私の娘コンニム」などの話題作に次々に出演。そして「パンダさんとハリネズミ」では、ユン・スンア演じるダヤンを子どもの頃からいちずに思い続ける純情なケーキ店の社長を好演した。強い存在感とともに、俳優としても一歩ずつ成長を続けるチェ・ジニョクにインタビューした。
★素の自分出した新鮮な演技
--「パンダさんとハリネズミ」で演じたウォニルは、“チャドナム(クールで都会的な男性)”と“愛きょう男”を行き来する正反対の魅力を持ったキャラクターでした。ご自身と比較しての共通点、相違点は?
「似ている部分はたくさんありましたね。女性を好きになるとその人一筋になってしまう点などは、恋愛のスタイルが僕と似ていると思うし、嫉妬深い面もあるし、子どもっぽいところもあり、そんな部分が若干僕と似ているなと思っていたんです。それで、実は最初にシノプシスにあったウォニルのキャラクターより、僕に合わせたというか、僕のイメージを生かして演じた気もします」
--撮影現場の雰囲気はいかがでしたか? 当時のエピソードなどがあったら
「本当に楽しく撮影しましたね。僕は共演者と親しくなってこそ、いい演技ができると思っているんですが、親しくなりすぎても問題があるんですよね(笑)。現場で笑いをこらえることに苦労したし、監督にも怒られました(笑)。『いたずらはその辺にして、真面目に撮影するぞ』とかって。演技ができなくてNGが出てしまったことはむしろなくて、笑いのツボに入ってしまって何度やってもNGという方が多かった気がします。現場の雰囲気が本当によくて、俳優同士もとても仲がよかったんですよ」
--ウォニルは韓国最高のケーキ専門店の社長でした。ジニョクさんは甘いものは好きですか?
「油断するとすぐに太ってしまう体質なので、いつもダイエットしているんです。なので、甘いものを食べるという考えがなかったんです。もともと幼い頃から、甘いものはあまり好きではなかったということもあって。でも今回のドラマで初めてマカロンを食べたんです。あれ、本当においしいんですよ(笑)。僕が好きなタイプのお菓子だったので、マカロンは時々買って食べますよ(笑)」
★僕はすぐストレスがたまる
--共演したSUPER JUNIORのドンヘさんとは、以前、ドラマ「大丈夫、パパの娘だから」でも共演しましたね。実際にも仲がいいと聞きました。歌手ではない、俳優としてのドンヘさんの魅力はどんなところでしょうか?
「ドンヘの場合、演技を始めたばかりの俳優が思う緊張感や怖さ、現場での戸惑いなどがないんです。ベテラン俳優さんとのシーンでも、気持ちで負けることもなく、堂々と演技していて。僕の場合は、たくさん緊張するし、悩むし、あまり眠れないしで、ストレスがかなりたまるタイプなので…。ドンヘは『できなかったら、次にうまくやればいいじゃない』という前向きな心の持ち主なので、とてもうらやましかったです。そんな部分は、俳優として本当に見習うべきところなのではと思いましたね」
--ヒロインをめぐってドンヘさんが演じた主人公と三角関係になりますが、パン・ダヤンのような女性はどうですか? 好きなタイプですか?
「個人的には…あまり…(笑)。正直に言いすぎかな(笑)」
--では、実際はどんな女性に惹かれるのですか?
「幼く見える女性にはあまり惹かれません。自分の言いたいことをハッキリと言って、少し頑固なくらいに自己主張も強い人が好きです。そうしながらも愛きょうもたっぷりで、そんなスタイルがいいですね」
--ジニョクさん自身は愛きょうたっぷり?
「僕は愛きょうもある方だし、親しい人の前では100%違う姿なんですよ。友だちがテレビに出ている僕を見て、本当に恥ずかしくて見てられないって言うくらいです(笑)。ウォニルのキャラクターが、僕がテレビや公式の場であまり見せてこなかった姿を、たくさん見せてくれたような気がします。それなりに新鮮でしたし、このドラマでまた違う演技ができたように思いますね」
★歌いたいけどデビューは…
--OSTにも参加しましたね。ジニョクさんが歌った「サランドチ」という曲は、ジニョクさんのハスキーで甘い歌声が人気を集めました。OSTを歌うことになったきっかけは?
「人気、集めました?(笑)。このドラマの作家さんとは2度目のお仕事だったんですが、その作家さんが僕の幼い頃の夢が歌手だったということを知っていたんです。それでいろいろと手伝ってくださって、参加することになったんです。僕にとっては新しい経験でしたし、光栄な作業でしたね。うれしかったです」
--今後、歌手チェ・ジニョクとしてCDを発売する予定は?
「CDまでは分かりませんが、機会があるならOSTもいいですし、音楽活動を一度やってみたい気もします。でも公式にするよりは、僕のやりたい音楽はこうだ、僕の歌声はこうだとお聴かせする程度に。ファンの方々はいいとおっしゃってくださいますが、ファン以外の方々が聴いたときにどう思うのか分からないので(笑)、正式にデビューして活動するのはちょっとプレッシャーかな」
--これまで演じたキャラクターで、印象深かった役は?
「やっぱり『ロマンスが必要』だと思います。実は『ロマンスが必要』のペ・ソンヒョンが、一番自分と似ていると思うんです。全体的な性格や話し方、好きな人に対する接し方など。それまでの役が、自分にはあまり合わない役だったと思っていた中、ペ・ソンヒョンというキャラクターを演じることになって…。彼はホテルの会長の孫でお金もたくさん持っているような人物ですが、行動やイタズラっ気がある点もとてもかわいいし、好きな女性に真っ直ぐに向かっていく姿も好感が持てました。演じながら僕と似ている部分が多かったので、撮影している時間がとても楽しかったです。その作品のおかげで演技に対する面白さも分かり始めたし、人々に僕をたくさん知ってもらえることにもなりました」
--今後挑戦してみたい役柄は?
「本当にたくさんありますが、実は重いキャラクターはあまりやりたくないですね。むしろ男らしい姿を見せられるような、アクションもたくさんある役とかはやってみたいです」
--最後に、日本のファンにメッセージを
「日本でファンミーティングをやったときに、感謝の気持ちがとても大きくて、今後そのような機会を持とうと努力をしています。日本活動もひんぱんにできたらいいですし、早く日本を訪れてファンの方々にお会いしたいです」
「パンダさんとハリネズミ」
パン・ダヤン(ユン・スンア)は街角の寂れたカフェ“カフェ・パンダ”のオーナー。両親が残してくれた店を守ろうと奮闘していたある日、世にも美しいケーキを作る、謎めいたパティシエ、コ・スンジ(イ・ドンヘ)と出会う。住み込みで働くことになったスンジと急接近し、なぜかドギマギしてしまうダヤン。さらに、幼い頃からダヤンを思い続けてきた同級生チェ・ウォニル(チェ・ジニョク)が、一流ケーキ店“サンノレ”の若社長となって現れ、ダヤンをめぐる恋の行方は目が離せない展開に! しかし、スンジの心にはハリネズミのようなトゲで隠した“秘密”があった…。 DVD-SET1が発売中、SET2が8月2日発売。各1万5960円。発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント。DVD公式サイト(http://kandera.jp/sp/panda/)、韓ドラデラックス(http://kandera.jp/)。Mnetで水、木曜午後8時から放送中。
チェ・ジニョク
1985年2月9日生まれ。2006年KBS「サバイバル・スター・オーディション」でデビュー。本名のキム・テホの名前で活動し、ドラマ「ひとまず走れ」「愛しの金枝玉葉」「パスタ~恋が出来るまで~」などの人気作に出演。俳優としての変化を求め10年からチェ・ジニョクに改名。「ロマンスが必要」でブレークした。その後も、「私の娘コンニム」「パンダさんとハリネズミ」などのドラマに出演。6月25日に終了したMBCドラマ「九家の書」ではイ・スンギらと共演した。次回作はSBSドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」。1メートル86、72キロ。9月15日に東京・よみうりホールでファンミーティングを開催する。

