前回は小学校時代にダウンタウン・ブギウギ・バンドに目覚めたところまでご紹介しました。
中学に入り友人宅に遊びに行ったとき、高校生だった友人のお兄さんがディープ・パープルとスコーピオンズ、そしてジューダス・プリーストを聴かせてくれました。大げさに言うとショックを受けるほど感激しました。レコードはたくさん買えないのでお兄さんのアドバイスに従いパープルのMade in Japan LiveとBurn、Black nightのシングルを買いました。初めてのロックのレコードです。スコーピオンズは蠍団伝説という初期ベストをカセットに録音してくれました。当時パープルは既に解散しておりレインボーのDown to Earthが発表されたころでしたが、お兄さんはリッチーがポップになってしまったと嘆いていました。こうして中学時代はハードロックとともにスタートしましたが、ビートルズを知ったのもこのころです。当時FMをよく聞いていましたが湯川玲子さんの番組で1週間ビートルズをかけまくったのです。周りの友人数名とともにビートルズにはまりました。毎朝7時15分からNHK-FMで朝のポップスという番組があり、これを聴くのが日課になりました。良質の欧米ポップスをそこでたくさん知りました。土曜日には地元FMが日本のフォークソングをよく流す番組がありかぐや姫などのフォークソングも結構好きでした。
高校に入ると友人の影響でレッド・ゼッペリンも聞き始めました。彼はトーカイのレスポールモデルを持っていて僕のストラトと数日間交換したこともありました。その友人と一緒に当時アルバム「神」で復活を遂げたマイケル・シェンカーのライブにも行きました。初めてのライブです。0泊3日で大阪まで行きライブにはとても感激しました。
大学生になると今度はジャズに興味を持ちモダンからフリーまでかなり幅広く聴くようになりました。時々ジャズ喫茶にも行きましたね。既にレンタルCDが一般になってきていましたのでどんどん新しい音楽を楽しめる環境が整ってきていたのです。またクラシックをちゃんと聴きはじめたのも大学時代でしたね。変わったところでは世界各地の民族音楽にも興味が移り、パキスタン・イスラム歌謡の王者、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンにはぶっ飛びました。CDをダビングしたカセットをまだ持っています。ポルトガルのファドとか、スペインのフラメンコも好きで、パコ・デ・ルシアの情熱あふれる速弾きギターを尊敬しています。パコは先日亡くなりました、残念です。ブルガリアン・コーラスなんてのも当時少し流行りましたね。
大学時代にはハードロックは少しお休みしていたかもしれません。アイアン・メイデンなど新世代のヘビー・メタルが出てきていましたが当時はあまり聴いていませんでした。スティクス、ELP、アランパーソンズなどのプログレっぽいロックの方を好んでいましたね。当時音楽は聴くものであり自分で演奏したいという情熱はほとんどなかったです。友人がドリーム・シアターがすごいと言って聴かせてくれた時は、メロディアスな曲調とテクニックが気に入りましたけど、それ以外はあまり新しいバンドに興味がなかったですね。それでもキッスとジューダス・プリーストのコンサートにはその友人と行きました。今でもいい思い出ですが、当時は彼女だった妻と一緒に行ったクイーンはよかったです。その後少ししてフレディが亡くなった時はショックでした。

