初心に戻って、ギターに興味を持つ前にどんなふうに音楽と接していたかを思い出してみます。

小学校の音楽の時間、たまーに先生がレコードをかけてくれる音楽鑑賞の時間がありましたよね。

低学年のときは「かっこうワルツ」、フォスターの歌曲とかで、高学年になると「チゴイネルワイゼン」とか「運命」、「タンホイザー序曲」などだんだんと本格的なクラシック音楽をお勉強した記憶があります。

で、結構私はその時間が好きだったのです。家には父親が持っていた家具調ステレオがあって、そのおまけについてきたライト・クラシックの10枚組LPが最初のオーディオ体験でした。それ以前にテレビ主題歌や童謡のシングル盤も聞いたことはありましたが真剣ではなかったので除外します。

その10枚組にはスコットランド民謡ばかりの1枚や、滝廉太郎はじめ日本の歌曲集もありましたが、特に世界の行進曲集、セレナーデ集(小夜曲集という副題がついていました)が好きだったのを覚えています。ラデツキー行進曲にはとても興奮し、今でもウィーンフィルの新年コンサートでの演奏を聴いたりすると、当時を思い出します。セレナーデ集に入っていたアンネ・クライネ・ナハト・ムジークでモーツァルトを知りました。

またステレオのおまけにはシングル盤も入っていて、東芝御用達だった押坂忍さんの解説付きで「カルミナ・ブラーナ」、シューベルトの「未完成交響曲」などのダイジェストも聴けたのですが、「カルミナ・ブラーナ」はいまだに大好きです。


小学校5年だったと思うのですが、当時観始めた水曜ロードショウでメルシャン・ワインのCMがしょっちゅう入ったのですが、そのバックに流れていたのと同じメロディが学校の給食の時間にも流れていたのです。それはポール・モーリア・オーケストラの「バラ色のメヌエット」でした。品のある軽妙なチェンバロ風の響きがとても印象的でした。

初めてお小遣いをためてポール・モーリアの2枚組LPを買いました。3000円だったと思います。2枚目は映画音楽集2枚組でした。こうしてクラシック風なものに最初に興味を持ったのですが、当時デビューしたばかりの宇崎竜堂さん率いるダウンタウン・ブギウギ・バンドの「スモーキン・ブギ」にもノックアウトされました。シングル盤を買って何十回も繰り返し聴いたくらい好きだったですね。あと記憶にあるのは吉本の間関平さんの「開け、チューリップ」も擦り切れるほど聴きました。いまだにコミックソングが好きなのですが、当時からの趣味のようです。


さて、こうしてスモーキン・ブギによりバンド音楽に開花した小学生がどのようにハード・ロックやギターに目覚めるのかは、次回ご紹介できればと思います。