実際には義父は六月末に還暦を迎えました。
その節目の誕生日会に何かサプライズをしようと兄弟で話し合った結果、兄弟5人の一番末っ子に会わせてあげようとなったのです。
何がそんなサプライズになるのかというと末っ子はチリ人と結婚してチリに家族をもち住んでいるからです。
そこで、義父には内緒で火曜日からドイツに単独帰国していて今日のパーティーで再会し楽しいパーティーになるはずが…
朝九時過ぎに兄弟みんなで出発し10時頃に到着、無事にサプライズも終わりブランチも食べ終わり義両親の家の庭で子どもたちを遊ばせていたところ突然、右小指に激痛が！！
見ると蜂が止まっていて既に刺されたハリが刺さってました。
慌ててハリを抜き更に激痛！
周りのみんなに速され家の中に入り義母に冷やすように言われ薬をぬって更に冷やすがドンドン腫れるは痛いわ…
でもその後にもっと恐ろしい状況を目にすることに…
ちょっと落ち着き冷やしながらまたガーデンに戻ろうと歩いていると、庭で悲鳴が…
見ると義兄と息子がハチに襲われてるところでした！！！
全く私が刺された同じ場所で。
後で聞いたところ、その場所付近にハチの巣があったので前日のうちに義父が全部駆除したらしいのですが、まだ残ってたのかハチが怒ったのか…
以前からとにかく今年は暑かったせいかハチが異常に繁殖しててめちゃくちゃ攻撃的になってる！とあちこちから聞いててホントにそうだと思ってたんです。
そんな中、私が刺され今度は義兄の顔や頭周辺にハチの大群が襲い、それを振り払おうとバタバタしてる、その横で息子も悲鳴をあげながら大泣きして暴れてるのを旦那と義弟で救い出そうとしてるところでした。
私は一瞬何が起こってるのか分からず固まりましたが、とりあえず息子は旦那に任せて長女と次女をその場から避難させました。
みんなで庭からガレージに避難しても尚、息子は怯えながら「痛い痛い！あたま！痛い！」と叫び続けパニック状態。
私も旦那も涙が出そうになりながら、私はとりあえず手を握ってました。
なぜなら頭を襲われた息子の髪の毛の間にもまだ複数のハチと刺されたところにはまだハリが刺さったまま…旦那や義父や義兄弟たちみんなでハリやハチを取ってくれましたが息子は恐怖とショックと痛みで泣き続けていました。
少なくとも六ヶ所は刺されたと思われる。(頭、顎、耳、お腹、足、腕…)
一番最初に私が刺されてるので痛みはよくわかります、ハチが怖いのも分かる。だから可哀想で。
すぐに義父が医師に電話で聞いたところ、とりあえず呼吸等に乱れがないようなら救急搬送はしなくていいだろうから落ち着くまで冷やして様子を見ようとなりました。
もう、とにかくすごかったんです。
息子の服の中にも入り込んでいてたため服を脱がし、幸い頭は髪の毛が細くストレートなため、まだハチを取り除きやすかったものの、あっちもあっちで抵抗してくるので、取り除こうと必死な大人ももちろん刺されながらも何とか数匹…
息子は泣きながら大暴れするので余計に取り除くのが難しく大人が数人で押さえました。
もう可哀想でかわいそうで…
一瞬で誕生日会がショック&パニック状態になりましたね。
その脇で長女と次女は何が起こったのか分からない感じで、私と旦那が息子についてる間は大人しく他の大人の言うことを聞いてました。
でも本当に幸い、こんなにたくさん刺されたのに少し腫れたのは耳だけで私のような痛みはあまりなかったようです。本当にそこだけが救い。アレルギーもなく、その後(しばらくは恐怖でハチを見ると大騒ぎでしたが)はまた庭に戻って遊ぶほどの強さ。
一番の被害者は義兄でした。
これも後から聞いた話、蜂に襲われたのは長男で、たまたま一番近くにいた義兄が気づきすぐに追っぱらおうとしてくれたらしいのです。そこで義兄も襲われた所を私が目撃したことに。
なので、義兄も何箇所か刺され、ひどかったのは目の上でパンパンに膨れ上がり一日中アイスノンで冷やすハメに。
誰もアレルギー等でショックを起こすことはなかったものの私も丸一日腫れて痛みが続き、小指の感覚がなかったくらい。
でも、自分の痛みより息子が痛くないかどっかにハリが残ってないか心配で。
その後もハチを怖がりながら遊んだりしてたので良かった〜と思ったのもつかの間、遊んでいてブランコに顔をぶつけ目の上を切ったり…
長女のオムツ替えに少し離れたスキにまた長男がすごい勢いで泣き出し、慌てて走っていくと、今度は顔中が血だらけ！！！
もうこれも恐ろしい姿でした！！
が、よく見ると両鼻からの鼻血と上下唇を少し切ったようで顔中が血だらけに。。
大人は近くにいたけど、たまたま誰も息子のその事故を見ていなかったらしい、、
恐らく従兄弟と遊んでいて飛び跳ねてたりしていたので、ぶつかった拍子に持っていたミニカーが顔に当たったのでは？と。確かにミニカーも血だらけ！息子はそんな顔で「くるまーくるまー！」と叫んでました。
もぉーハチの時もドキドキでしたが、血だらけはもっとショックでしたよ。
従兄弟を合わせ子どももたくさんいたのに、何でうちの長男だけこんな踏んだり蹴ったり！？って思う一日になりました。
でもホントこんなに散々なことがあったにも関わらず元気な息子。
あんなに小さく生まれたのに身体が丈夫な子になってくれたのも生まれ持ったものなのかな？そしたら、私を元気で丈夫な身体に生んでくれた親にも感謝ですね！
本当に健康には感謝するばかりです。