沖縄県竹富島などの海岸で見られる、星の砂。
よく見ると、1粒1粒が星のような形をしていて、とてもロマンティックだが、実はこれが砂ではないと聞いたら驚く人もいるのではないだろうか。
実はこの星の砂、正体は有孔虫という虫の殼なのです。虫嫌いな人は、思わず手にした星の砂を投げ出してしまうかもしれないですね。
有孔虫とは、植物や動物、菌類に属さない原生生物と呼ばれるものの一群の総称で、石灰質の殻に覆われている。生きているうちは中身もしっかり詰まっているが、死ぬと中身は分解されて、殻だけが残る。これが浜辺に打ち上げられて星の砂となるのだ。
形は千差万別で、星の砂の名の通り、星のような形をしたものもあれば、太陽のような形をしたものもある。