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GGAGのブログ

欧州製ハイエンドギター・ベースの国内輸入元ノイベラックスと直営店アムグリフブレットの公式ブログです。楽器の紹介、楽器工房訪問レポートなどを書いています。

お久しぶりです。9月下旬よりドイツ出張していました。

現地の展示会や製作者とのミーティングがあり、現地で選定した逸品が続々入荷の予定です。

その第1弾としてCuntz Guitarsの新作が入荷しました!

CWG-23sHはCuntz Guitarsのフラッグシップモデルです。
本機は2024年のショウモデルとして製作された物です。クンツギターズの工房がある南ドイツ産のアッシュ(栃材)をボディーサイド&バックに使い、特産品アスパラガスにちなんで命名されました。

本個体に用いられているアッシュはメイプルのような美しい木目を持ちながら、メイプルとは異なる音響特性を持っています。

例えて言うのであれば、メイプルの持つ高音域とレスポンスの速さと、上質なインディアンローズウッドが持つ重厚な低音域を絶妙なバランスで備えています。


ボディートップは派手なベアクロウ杢の出た蔵出しのアルペンスプルースです。


見た目の美しさもさることながら一度弾いていただければ、そのピッキングレスポンスの速さと豊かな響きに驚かれることでしょう。


高い演奏性を備えたネックはジャンルや奏法を問わず、オールラウンドに使える1本としてどなたにもお薦めできる逸品です。
P.U.はドイツのAER製Lily Oneを搭載しています。

【Cuntz Guitars】
ドイツのギター製作家アンドレアス・クンツ氏がバイオリンの設計やGibson Custom Shopなどの有名メーカーで学んだ経験を活かし1997年に設立したブランドで、ドイツ国内におけるマーチンとテイラーのオフィシャル・リペアショップに指定されている確かな技術を持ったメーカーでもあります。
ドイツの伝統的な国家資格である「共鳴胴を持つ弦楽器のマイスター」としてアコースティックギターの真髄を研究し、独自の理念と卓越した技術で丁寧に作られるギターは世界的にも注目されています。

*本機は店頭展示していません。試奏や現物をご確認される場合はご予約をお願いします。

【Specifications】
Body side&back: ジャーマン・フレイム・アッシュ(栃)
Body top: アルペン・スプルース(ヘイゼル・スプルース)
Neck: マホガニー1P
Fretboard: エボニー、ハワイアンコア・バインディング付
Headstock: ジャーマン・フレイム・アッシュ(栃)、ハワイアンコア・バインディング付
Bridge: エボニー
P.U.: AER/Lily One
Weight: 2.14kg
備考:14フレットジョイント、22F、ネックスケール650mm、ナット幅46mm
    HISCOXハードケース付属