米国🇺🇸
エリート社員のみ
富裕層のみ
がん治療
できる
ニューヨークでがんになったとしたら…。
当然医療費も高額です。
筆者が取材をしたがん患者さんは、
診断から
検査、入院、手術、放射線治療、抗がん剤治療を行い、
かかった費用は約30万ドル以上
。1ドル150円でも、4500万円以上かかる計算です。
この患者さんは、自己負担が3,000ドルで、
残りの100%を保険会社が支払うという
エリート医療保険に勤務先が加入していたので、
治療終了後に3,000ドルの負担だけで済みました。
しかし、そうでなければ、自己破産もありえるでしょう。
また、別のがん患者さんは、どんなに体調が悪くても、
絶対に会社を辞められないのだと言います。
その理由は、会社を辞めて、
医療保険がなくなるわけにはいかないから。
家族もそのエリート医療保険に加入しているので、
本人が辞めてしまうと、
一家全員が病気にかかったときの
保障がなくなってしまいます。
それは想像するだけで恐ろしいことだそう。
日本でも、治療と仕事の両立は
大きな問題ではありますが、
これほど深刻ではありません。
医療に関して、先進的で学ぶべきところの多い
アメリカの医療ですが、保険制度については、
知れば知るほど、日本に住んでいることに
感謝してしまいます。
そして、消費税が10%にアップしたとはいえ、
もともと、日本は、モノの値段が安く抑えられ、
ワンコインで美味しいものが
手軽に食べられるお店も揃っています。
海外に行くたびに、
日本の良さを再認識してしまう
今日この頃でした。