活性型ビタミンD3治療により低尿酸血症が改善した偽性副甲状腺機能低下症Ⅰb型症例が報告されています。(高尿酸血症と痛風 Vol.23 No.2, 99-102, 2015)
原発性副甲状腺機能亢進症では、高率に高尿酸血症が認められ、副甲状腺腫瘍摘出後に血清尿酸値は正常化します。副甲状腺ホルモン(PTH)受容体以降の異常である偽性副甲状腺機能低下症では、低尿酸血症が認められるのは解りますが、活性型ビタミンD3治療で回復すると言う事は、副甲状腺ホルモン(PTH)の直接作用でなく、ビタミンD3・カルシウム・リン代謝が関与すると考えられます。