頭頸部がん、、再発しない事、、でも再発したら、、 | 生化学のお勉強を❤️異形成を治すこと!開業医あきら 美味しいミシュラン カフェ☕️、まさか末期がん、自分が頚部郭清 しちゃったよ!

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片側頚部郭清術を行いました。参考になる事を書いていきたいと思います
執刀医をはじめ医療スタッフの皆様に感謝しています 悪液質
原発よりリンパ肺転移 外科療法 化学放射線療法➕α
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増悪に怯える、、医療法順守

頭頸部がん、、

僕ら若い末期がん

転移がん、、


もし

局所再発したら、、

とにかく

頭頸部がん

再発しない事、、

ニコチン酸製剤、、

頭頸部がん再発を防ぐ、、

口内炎口角炎白板症、、

とにかく

慢性炎症をなくすこと、、

夜間食後血糖コントロールを、、

20時以降血糖値140超えたら

末期がん死ぬよ、、


保険医にとって

多くが完全寛解、、

再発して

まー50%奏功したら

めちゃすごいやん、、

オプジーボも奏功率10%程度や


でもな

Ameba闘病ブロガー

ニボルマブ

奏功率0%やで、、

ヤーボイも、、

まー

なんでか?

Ameba闘病ブロガー

死にやすい、、

奏功しないんだよな、、


セットアップに時間はかかるが連続照射40〜60分の1回照射で治療は終了

 サイクロトロンで加速された陽子線が、最後のところにあるベリリウムという軽金属のターゲットにぶつかると中性子に変換される。これを照射口から患者に照射すると、あらかじめホウ素を取り込んでいたがん細胞のみが選択的に破壊される。中性子はエネルギーが低く、照射口を出た後は、普通のX線のように直進はせず拡散する性質を持っているため、がんのあるところをなるべく照射口に近づける必要がある。

 頭頸部がんの患者は、がんのあるところ(顔の前方、顔の側方、頸部の側方など)を照射口に近づける体位で、座って治療を受けることになるわけだが、そのためには、事前にさまざまな準備が必要である。まず、腫瘍の位置を確かめ、線量分布を想定しながらビーム軸を設定し、照射口の適切な位置に頭頸部がんの患者を固定するためのマスク(患者が被る内シェルと、それを照射口に固定するための外シェル)を作成する。

 また、照射部位と照射線量を正確に評価するためには、座位で作成した体位でCTを撮る必要がある。つまり、作成された座位の体位を、側臥〜半腹臥位で再現しなくてはならない。こうした一連の作業(セットアップ)は大変な作業であり、通常の放射線治療では準備に要する時間は15分から20分程度であるのに対して、BNCTでは2〜3時間に及ぶ。

 ホウ素薬剤は2時間かけて点滴静注するが、血中濃度が下がらないように、照射中も半速度で点滴を続ける。照射回数は基本的に1回のみ、照射時間は連続照射で40〜60分程度である。

保険診療ができるのは現在のところ「頭頸部がん」のみ

 南東北BNCT研究センターでは、2016年1月に再発悪性神経膠腫(脳腫瘍:登録数24例)および頭頸部がん(切除不能な局所再発頭頸部扁平上皮がん、切除不能な頭頸部非扁平上皮がん:登録数21例)を対象とするBNCTの第2相臨床試験を開始し、いずれも2018年中に終了している。「頭頸部がん」というのは、口腔がん、喉頭がん、咽頭がんなどの口の中やのどに発生したがん、「扁平上皮がん」というのは、がんの種類(組織型)のひとつで、頭頸部がんでは約90%が扁平上皮がんである。

 頭頸部がんに関しては、この臨床試験の結果をもって、2020年3月にホウ素製剤、BNCT治療システム、BNCT線量計算プログラムに対する薬事承認が得られ、6月に保険診療が始まった。脳腫瘍については、さらにデータを提出するようにとのことで承認には至っておらず、現在、追加の資料を集めているところだという。これについても、「おそらくいずれ薬事承認されて収載されるが、1年半から2年ぐらいはかかるかと思う」と高井氏は話した。

 BNCTを保険診療で受けた場合の治療費は、技術料が238万5000円、薬剤費が44万4000円×3-5パック(体重18kg毎に1パック)で、体重60kgの場合、合計416万円となる。この1~3割が自己負担になるが、高額療養費制度で払い戻しを受けると、年収500万円の場合の実質の自己負担額は約12万円だという。

 現在、この治療を受けられる施設は、南東北BNCT研究センターと、大阪医科大学にある関西BNCT共同医療センター(大阪府高槻市)である。「非常に手間のかかる治療であるため、おそらく現状では2施設合わせて年間200-300例ぐらいが治療可能な症例数だと考えている」と高井氏は話す。そのため、現段階では、ある程度根治が期待できる症例に限る必要があるという。

BNCTでは治癒に結びつく完全奏効率が高い

 高井氏らの施設では、2021年9月16日までに保険診療として98回の治療が行われた。このうち3月15日までに治療を受け、3カ月以上観察された頭頸部扁平上皮がん55例の成績が紹介された。

 患者はいずれも以前に放射線治療を受けており、放射線治療ないしは化学放射線治療後に再発した時点で他に治療法がないか、以前の治療での照射野内に新たに喉頭癌がんや中・下咽頭がんなどの2次癌が生じて、喉頭全摘術などの手術を希望しなかった症例である。年齢中央値は70歳(範囲48-85)、男性41例、女性14例で、治療部位は下咽頭10例(18%)、口腔8例(15%)、傍咽頭間隙7例(13%)、外耳道5例(9%)、頸部リンパ節5例(9%)、その他、中咽頭、喉頭、上顎洞などであった。

 BNCTの効果は、完全奏効26例(47%)、部分奏効(30%以上の縮小)13例(24%)で、71%という高い奏効率が得られた。第2相試験でも21例中8例が扁平上皮がんだったが、完全奏効4例(50%)、奏効率は75%であり、ほぼ同等の治療成績だった。また局所再発の頭頸部扁平上皮がんに対する従来の治療法の有効性は、再照射±化学療法や、化学療法の臨床試験の結果によれば、完全奏効率が20-40%、奏効率が50-80%であり、奏効率に関しては、ほぼ同等だと思われるが、BNCTでは完全奏効率がやや高いと考えられる。「将来、治癒に結びつくのは、ほとんどが完全奏効した症例なので、完全奏効率が高いというのが非常に重要なポイントである。BNCTではそれが高いということである」と、高井氏は説明した。

BNCTは有害事象が少ない安全な治療

 BNCTでは、ホウ素はがん細胞のほか、粘膜などにもある程度、取り込まれる。したがって有害事象(副作用)が生じるが、その多くはグレード1、2である。有害事象は軽重によってグレード1からグレード5に分類され、1はもっとも軽く、5は死亡である。保険診療を行った55例のうち6カ月以上観察できた33例では、グレード3の口腔粘膜炎が7例(21%)に認められた。これ以外のグレード3の有害事象は、悪心、味覚異常、咽頭粘膜炎が各1例だった。

 高井氏によれば、従来の化学放射線療法では、口腔内に線量が入ると、おおよそ30-50%がグレード3の粘膜炎を起こすとされ、もっと高いという報告もある。今回の対象は、全例がすでに放射線治療を行っていたことを考えると、「加速器BNCTは有効性が高く、かつ安全な治療であると言える」(高井氏)。

再発時に他の治療選択がない患者で完全奏効

 左上顎洞がんで化学放射線療法を受けて1年後に局所再発した70代男性は、腫瘍の頬への突出、浸潤を認めたが、BNCTによって1カ月後にはこれが完全に消失(完全奏効)した。現在、治療後1年だが、再発は認めていない。

 左上顎歯肉がんで化学放射線療法を受け、4カ月後に局所再発した80代の女性は、皮膚に浸潤が認められたが、BNCT治療の1カ月後には腫瘍は完全に消失し、5カ月後には皮膚も再生されてきれいになり、鼻腔の粘膜も9カ月後には非常にきれいな状態となった。現在1年が経過しているが、再発の兆候は全くない。

 左下顎歯肉がんで化学放射線療法を受け、6年後に再発した70代女性は、腫瘍が大きく手術不能だったが、やはりBNCTにより腫瘍は完全に消失し、10カ月経過して再発は認められていない。

 「以上の3例は、再発時すでに治療法がなく、緩和ケアしか残されていない症例だった。このような症例で完全奏効が得られ、将来的には治癒も期待できるような効果が示されている。まさに驚くべき効果ではないかと思っている」と高井氏は話した。

以前の放射線治療の照射野内の2次がんに対しても有効

 BNCTは、以前、放射線治療が根治治療として最大の用量で行われた同じ部位に対しても、再度、最大用量での根治治療を行うことが可能である。それなりに粘膜炎などは起きるが、耐えられる範囲の障害だという。

 たとえば25年前に甲状腺悪性リンパ腫で放射線療法、6年以上前に顎歯肉がんに対する化学放射線療法を受けていた80代男性は、その照射野に2次がん(下咽頭がん)が生じ、喉頭全摘術を行う必要があったが希望せず、高井氏らの施設に紹介されてBNCTを受けた。3カ月後の内視鏡所見とPETでは、腫瘍は完全に消失していて、1年経過して再発はなかったが、他病死した。

 この症例と同様に、保険診療を受けた55例のうち9例が、以前の放射線治療の照射野内にできた2次がんあるいは誘発がんで、いずれも声を失う(機能を失う)ことになる手術を拒否した患者だった。高井氏によれば、BNCTにより全例が完全奏効を得て、つい最近、1例が再発したものの、ほか8例はその後も完全奏効を維持している。「BNCTは、以前放射線治療を行った部位に対しても十分に治療が可能で、それによって喉頭が温存できる可能性がある治療法」だと言える。

ホウ素を取り込む浅在腫瘍すべてに対する適応拡大を模索

 BNCTは、現時点では頭頸部がんのみが保険適用となっている。承認されているホウ素薬剤は頭頸部がんだけが対象であり、ほかのがんに使うと適応外使用となり、自由診療のために入手することはできないという。BNCTは、特定臨床研究(未承認・適用外の医薬品等を用いる臨床研究)や医師主導治験(医薬品の承認申請を目的として医師が実施する臨床試験)、あるいは先進医療Bとして認められれば、その中で行うことができるが、「いずれもハードルは高い」(高井氏)。

 ただ理論上、浅いところにあって、ホウ素薬剤が取り込まれるのであれば、BNCTを行うことは可能である。ホウ素薬剤が取り込まれるかどうかは、PETで判定できることから、現在、学会を中心に、ホウ素を取り込んだもので体表から6〜7cmぐらいまでのところにある腫瘍について、すべて薬事承認が取れないかどうかを模索しているという。「かなり先のことになると思うが、これが認められれば、全ての領域で治療が可能になる」と高井氏は話した。