血管イベイト、、、
食後の高血糖が動脈硬化を促進し、心脳血管死を増すことは、一般に認められています。動脈硬化予防のため、国際糖尿病連合は、食事をして2時間後の血糖値が140ミリグラム/デシリットル未満となるよう推奨しています。低炭水化物食は動脈硬化予防に役立ちそうなのですが、次のような反対の成績も報告されています。
ビタミンB群が不足なら、、血管イベインは発現する、、血算より、、
最近の肥満2型糖尿病症例を対象とした臨床試験で、低炭水化物食(炭水化物20%、タンパク質20%、脂質60%)と、低脂肪食(60%、20%、20%)を比較すると、全身の動脈硬化症は、むしろ低炭水化物食において悪化するとの成績が示されました。
低炭水化物食では高タンパク、高脂肪となり、脂質異常症や高タンパクによる腎臓への負荷などが危惧されます。
eGFR 糖質制限中は、要モニター。
炭水化物の制限も何%くらいが有効で、何%以下になると弊害が出るのか、いまだに明らかにされていません。現時点では低炭水化物食を試みる場合、極端にならず、短期間にとどめるのが無難だと考えます。
がん患者、、 禁酒禁煙🚭
また、アルコールを飲み、かつ糖質をほとんど食べないと、肝臓を悪くします。アルコールは、肝臓から血液への糖の補給をストップさせるので、血糖値は下がります。特に、血糖降下薬の内服中やインスリン注射をしている場合は低血糖を来しますので、糖尿病患者さんが飲酒する場合は必ず糖質を取る必要があります。
県医見解
徳島新聞2011年11月6日号より転載